トヨタ・カローラフィールダー

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カローラフィールダー (COROLLA FIELDER) とは、トヨタ自動車で生産されるステーションワゴンである。通称「フィールダー」。なお、本稿ではその前身にあたるカローラワゴンについても記述する(ただし記述は日本国内向けのみに限る)。

目次

概要

そもそもカローラのワゴンモデルにおいては国内仕様を除き初代モデル(E10型)から存在していたが、国内仕様では4代目モデル(E70型)のモデルライフの半ば頃にカローラシリーズのバリエーションモデルとしてようやく追加される。のち2000年8月のカローラツーリングワゴンシリーズのモデルチェンジに伴い現在の車名に改名され今日に至っている。2009年10月現在、日本国内においてのカローラシリーズのメインストリーム(主力)を担う車種で、トヨタカローラ店の全国の販売力を生かし、個人需要はともかく、法人需要においても巧みに汲み取るマーケティングにより販売は好調で、カローラシリーズの人気ナンバーワンやステーションワゴン部門の新車販売登録台数においてもそれぞれ首位を獲得している。

歴史(カローラワゴン時代)

初代 E7#G型(1982年-1987年)

トヨタ・カローラワゴン(初代)
KE73G / CE70G型
米国仕様 前期型(フロント)
米国仕様 前期型(リア)
販売期間1982年-1987年
乗車定員5人
ボディタイプ5ドアステーションワゴン
エンジン直4 1.3L(ガソリン)
直4 1.8L(ディーゼル)
変速機5速 / 4速MT
駆動方式FR
サスペンション前:マクファーソンストラットコイル
後:リジッドリーフ
-自動車のスペック表-

1983年8月 - 最初のマイナーチェンジ。ルーフを45mm高いミドルルーフとし、エンジンフード・フェンダー・ランプ類・インストルメントパネルのデザイン変更。ミラーをフェンダーミラーからドアミラー化。バンに搭載済みの1800ccディーゼルエンジン車を追加設定。

1985年8月 - 2度目のマイナーチェンジ。1800ccディーゼルエンジン(1C型)がパワーアップされた「1C-II」へと変更され、フロントグリル等の外観を小変更。セミフラットシートを採用。

    • エンジンは当初、1300ccの4K-U II型OHVガソリンエンジンのみの展開で、グレードは当初1300DXと1300GLの2種、トランスミッションは当初は4速MTのみ。最初のマイチェン時に5速MTを標準装備した1800cc、1C型SOHCディーゼルエンジン搭載の「1800GL」を追加。
    • リアサスペンションはE70型バンと共通のリーフリジッドを採用し、ステアリング形式はガソリン車がラック&ピニオン、ディーゼル車はリサーキュレーティング・ボールをそれぞれ採用。


2代目 E9#G型(1987年-1991年)

トヨタ・カローラワゴン(2代目)
EE91G / AE91G/ CE90G型
米国仕様 前期型(フロント)
米国仕様 前期型(リア)
販売期間1987年-1991年
乗車定員5人
ボディタイプ5ドアステーションワゴン
エンジン直4 1.5L
直4 ディーゼル1.8L
変速機4速 / 3速AT
5速 / 4速MT
駆動方式FF
サスペンション前:マクファーソンストラットコイル
後:リジッドリーフ
(ツーリングワゴン系はパラレルリンクストラット)
-自動車のスペック表-
  • 1987年8月 - バンと同時にモデルチェンジ。グレードは当初L、Lエクストラ、Gツーリングの3グレードでエンジンは1.5Lの3E-LU型SOHC12バルブシングルキャブレターおよび5A-F型DOHC16バルブシングルキャブレターの2種類のガソリンエンジンを新規搭載したほか、横置き用に再設計された1.8Lディーゼルエンジンの1C-L型も搭載。ワゴンとしてはこの代よりAT仕様も設定される。
  • 1989年5月 - マイナーチェンジ。1.5Gツーリングが5A-FE型ガソリンエンジンに変更。3E-LU型ガソリンエンジンが電子制御キャブレターに変更。これに伴い1.5Gツーリングの廉価版にあたる1.5Lツーリングが追加され5A-F型エンジンが廃止された。


3代目 E10#G型(1991年-2002年)

トヨタ・カローラワゴン(3代目)
EE10#G / AE10#G / CE10#G型
中期型(フロント)
前期型・中期型(リア)
後期型(リア)
販売期間1991年-2002年
乗車定員5人
ボディタイプ5ドアステーションワゴン
エンジン直4 1.5/1.6L
直4 ディーゼル2.0/2.2L
変速機4速 / 3速AT
6速 / 5速 / 4速MT
駆動方式FF/4WD
サスペンション前:マクファーソンストラットコイル
後:リジッドリーフ
(ツーリングワゴン系はパラレルリンクストラット)
全長4,260mm
全幅1,685mm
全高1,425mm
ホイールベース2,465mm
車両重量1,090kg
データモデル前期型1.5 Gツーリング FF 4速AT
後継カローラフィールダー
-自動車のスペック表-
  • 1991年9月 - バンと同時にモデルチェンジ。
  • 1993年5月 - 最初のマイナーチェンジ。LツーリングおよびGツーリングの後部座席ドアをパワーウインドウ化、Gツーリングに電動格納ドアミラーを装備するなどの変更が行われた。
  • 1994年1月 - 一部改良。ビジネスワゴンシリーズのガソリンエンジン搭載車がこれまでの3E-LU型に代わり、DOHC16バルブの5E-FE型に換装。ガソリンエンジン搭載車はすべてEFI化された。
  • 1995年5月 - ツーリングワゴンシリーズのみ2度目のマイナーチェンジ。フロントラジエターグリルの花冠マークのエンブレムが廃止され、代わりに同社のCIロゴをあしらったフロントエンブレムへ変更される。これに伴い4A-FE型エンジン搭載の4WD車とディーゼル車がそれぞれ追加。
  • 1996年5月 - 一部改良。運転席エアバッグ・ABS(ツーリングワゴンシリーズのみ)を標準装備にした他、ツーリングワゴンシリーズに4A-GE型エンジン搭載のBZツーリングを追加。
  • 1997年5月 - ツーリングワゴンシリーズのみ3度目のマイナーチェンジ。助手席エアバッグを標準装備化、プリテンショナー・フォースリミッター付きシートベルトの採用など安全面の向上が行われた。後部座席ヘッドレストを分割式に変更、グリルガードが廃止される。BZツーリングは、3本スポークのステアリングになった他、MTを6速化。この時期のステーションワゴンブームに便乗して「カロゴン」の愛称がつき、グレードによって「ツーリングワゴン」と「ビジネスワゴン」に分かれる。
  • 1998年4月 - ガソリン車が平成10年アイドリング規制に適合。ディーゼルエンジンが3C-E型2200ccに変更されると同時に平成9年規制に適合。同時にビジネスワゴンにも助手席エアバッグ・ABS・プリテンショナー・フォースリミッター付きシートベルトが標準装備化される。
  • 2000年8月7日 - ビジネスワゴンのみ最後のマイナーチェンジ。これに伴いアシスタワゴンシリーズに改名。全車MT車は5MT化されたほか各部の安全性の強化が図られ、ガソリンエンジン全車が「平成12年排出ガス基準25%低減レベル(G-LEV(☆))」を達成した。
  • 2000年8月27日 - ツーリングワゴンシリーズ販売終了。後継車はカローラフィールダー。
  • 2002年7月1日 - アシスタワゴン(旧・ビジネスワゴン)シリーズ販売終了。後継車はプロボックスワゴン


歴史(カローラフィールダー以降)

初代 E12#G型(2000-2006年)

トヨタ・カローラフィールダー(初代)
NZE121G/124G /
ZZE122G/123G/124G / CE121G型
欧州仕様 中期型(フロント)
欧州仕様 中期型(リア)
販売期間2000年-2006年
乗車定員5人
ボディタイプ5ドアステーションワゴン
エンジン直4 1.8/1.5L(ガソリン)
直4 2.2L(ディーゼル)
変速機4速AT
6速 / 5速MT
駆動方式4WD/FF
サスペンション前:マクファーソンストラットコイル
後:トーションビームコイル
全長4,385mm
全幅1,695mm
全高1,520mm
ホイールベース2,600mm
車両重量1,100kg
データモデル前期型 1.5X G Edition
FF 4速AT
先代カローラツーリングワゴン
プラットフォームトヨタ・MCプラットフォーム
-自動車のスペック表-
  • 2000年8月28日 - カローラツーリングワゴンの後継モデルとして開発。セダンより全長が20mm長く、全高が50mm高く設定された。このフルモデルチェンジに伴って、ステーションワゴンモデルを「カローラフィールダー」として副商標化。
  • 2001年10月3日 - 一部改良。可倒式ルーフアンテナ、運転席ワイドビュードアミラー(一部グレードを除く)を新たに装備。また、一部グレードを除き、メッキ使用部位を拡大したり、ワイアレスドアロック対応キーを2本用意するなどの改良が加えられた。
  • 2001年11月1日 - 特別仕様車「1.5X Sリミテッド」を発売。上級グレードのSと同じグリル、ヘッドランプに加え、リアスポイラー、プライバシーガラスなどの特別装備しながらも価格を抑えた。
  • 2002年5月16日 - 特別仕様車「1.5X リミテッド」と「1.5X リミテッド・ナビスペシャル」を発売。フロントドアに撥水機能付UVカットガラスを装備。また、電動格納式リモコンカラードドアミラー、LEDスリットビームストップランプ付リヤスポイラー、メッシュグリル等も装備された。また、リミテッド・ナビスペシャルにはリミテッドの装備に加え、ワイドマルチAVステーションIIと6スピーカーを装備。
  • 2002年9月19日 - マイナーチェンジ。フロントバンパー・フロントグリル・ヘッドランプのデザインを変更。フロントグリルとヘッドランプはノーマルグレード(X、X・Gエディション)とスポーティーグレード(S、Z・エアロツアラー)で異なるデザインとしたことで個性をつけた。さらに、スポーティグレードには内装の一部を黒木目調の装飾を施した。メーターもシルエットメーターからブルーグラデーションメーターに変更するとともに認識性を高める為に数字を大きくした。また、Z・エアロツアラーのオプティトロンメーターの照明を赤から白に変更。環境性能が向上し、ガソリン車全車が「超-低排出ガス」認定を受けた。サスペンションはショックアブソーバーを改良し、操舵性・走行安定性・乗り心地を向上させた。なお、特別仕様車の「1.5X リミテッド」と「1.5X リミテッド・ナビスペシャル」もスポーティタイプのグリルに変更した新仕様で発売された。
  • 2003年4月22日 - 1.8Sをベースにカラードフロントスポイラー、カラードサイドマットガード、15インチタイヤ&アルミホイールを特別装備し、よりスポーティな外見にしつつ、価格を抑えた特別仕様車「1.8S リミテッド」を発売。
  • 2003年9月2日 - 特別仕様車「1.5X リミテッド・ナビスペシャル」を発売。基本的な特別装備は2002年9月に発売されたものと共通。
  • 2004年4月27日 - マイナーチェンジ。ラジエターグリルのデザインを除くフロントまわりをセダンと同一するとともに、ディスチャージヘッドランプにはオートレベリングシステムが追加されたほか、内装も変更が加えられ、上級グレードのメーターにマルチインフォメーションディスプレイが加えられた。また、ウィンドシールドガラスには赤外線もカットされるようになり、撥水機能付フロントガラスと電動格納式リモコンカラードドアミラーを全車標準装備化された。また、2ZZ-GE(1.8L)車と1ZZ-FE(1.8L)MT車を除いて環境性能を向上し「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(U-LEV(☆☆☆))」を達成するとともに、1NZ-FE(1.5L)エンジン搭載の2WD車は同時に「平成22年度燃費基準+5%」も達成し、SRSカーテンシールドエアバッグをオプション設定にて追加された。さらに、2ZZ-GE(1.8L)エンジン搭載車はサスペンションを10mmローダウンし、サスペンションタワーにパフォーマンスダンパーを組み込んだことで、車体のたわみを適切にコントロールされ、操舵性・走行安定性が向上された。このマイナーチェンジに伴って、3C-E型2200ccディーゼルエンジン搭載モデルが廃止された。
  • 2004年9月2日 - 1.5Xをベースにディスチャージヘッドランプ、オートエアコン、UVカット機能付プライバシーガラスを装備し、よりスポーティな外観とした特別仕様車「1.5X HIDスポーツセレクション」を発売。
  • 2004年12月1日 - 一部改良。1.5L・2WD・4速AT車の排出ガスをクリーン化し、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV(☆☆☆☆))」を達成。
  • 2005年5月24日 - 1.5Xをベースに、ディスチャージヘッドランプ、専用木目調インパネクラスター、ドアスイッチベースを装備した特別仕様車「1.5X HIDリミテッド」を発売。
  • 2005年12月27日 - カローラの生誕40周年を記念し、特別仕様車1.5X HID 40thアニバーサリーリミテッド、1.8S 40thアニバーサリーリミテッドを発売。


2代目 E14#G型(2006年-)

トヨタ・カローラフィールダー(2代目)
NZE141G/144G / ZRE142G/144G型
後期型 1.5 X エアロツアラー
2008年10月 -
販売期間2006年-
乗車定員5人
ボディタイプ5ドアステーションワゴン
エンジン直4 1.8/1.5L(ガソリン)
変速機CVT
5速MT
駆動方式4WD/FF
サスペンション前:マクファーソンストラットコイル
後:トーションビームコイル
全長4,420mm
全幅1,695mm
全高1,490mm
ホイールベース2,600mm
車両重量1,310kg
データモデル後期型 1.8S 4WD CVT
プラットフォームトヨタ・MCプラットフォーム
-自動車のスペック表-
  • 2006年10月10日 - フルモデルチェンジ。4ドアセダンカローラアクシオと同時発売。国内目標月間販売台数は6000台(アクシオと合わせて12000台)と発表。ラゲージルームからワンタッチでフルフラットにできるダブルフォールディング機能を採用した世界初の「ワンタッチ格納リヤシート」を全車に標準装備。1.8Lエンジンは2ZR-FE型に仕様変更され、トランスミッションも4速ATに替わって、Super CVT-iとなった。これにより「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV(☆☆☆☆))」を全車で達成するとともに1.5L・2WD・CVT車と4WD車全車は「平成22年度燃費基準+10%」を同時に達成した。
    • 先代のプラットフォームを改良し、5ナンバー規格を維持した日本国内専用モデルであるが、唯一オセアニアに輸出されている。また、国内専用のE140型カローラシリーズはフィールダーから先行開発されており、エクステリアデザイン、インテリアデザインもフィールダーから先にデザインされている[1]
  • 2007年8月22日 - 1.5Xをベースにプロジェクター式ディスチャージヘッドランプ、LEDスリットビームストップランプ付リヤスポイラー、UVカット機能付プライバシーガラスを特別装備した特別仕様車1.5X HID SELECTIONを発売。
  • 2008年4月24日 - 1.5Xをベースにプロジェクター式ディスチャージヘッドランプや花粉除去モード付オートエアコン等を装備した特別仕様車1.5X Special Editionを発売。
  • 2008年10月28日 - マイナーチェンジ。フロントのグリル・バンパー・ヘッドランプ、リヤコンビネーションランプのデザインを変更。XとSのAEROTOURER(エアロツアラー)には専用のフロントグリル・クリアテールランプと専用のフロントスポイラーが採用された。また、装備の一部厳選を行ったことで、希望小売価格が全グレードで数千円(「1.5 X」FF・5MT車)~数万円(「1.5 X G Edition」FF・CVT車)程度値下げされた。
  • 2009年10月5日 - 一部改良。1.5L・2WD・CVT車全車において、エンジン・トランスミッション・オルタネーターの制御を改良し、燃費を向上(0.6km/L向上)。これにより、「平成22年度燃費基準+15%」を達成した為、環境対応車普及促進税制(エコカー減税)に適合。このうち、「1.5 X G EDITION」には、サイドターンランプ付ドアミラーの標準装備が復活し、「1.5 X AEROTOURER」には、新たに花粉除去モード付オートエアコン&プッシュ式ヒーターコントロールパネルやクリーンエアフィルター(花粉除去タイプ)などの快適装備を採用している。これに伴いプロジェクター式ディスチャージヘッドランプ(ロービーム・オートレベリング機能付)や花粉除去モード付オートエアコン&プッシュ式ヒーターコントロールパネル、コンライト、LEDスリットビームストップランプ付リヤスポイラーやUVカット機能付プライバシーガラス(リヤドア・リヤクォーター・バックドア)、4スピーカー(前後ドア)などを特別装備した特別仕様車「1.5 X HID Limited」および「1.5 X」のCVT車をベースに「1.5 X AEROTOURER」の装備に加え、専用フロントグリル、メッキアウトサイドドアハンドル、ハイグロス調アルミホイールを採用し、特別色「レイヤードブラック<202>」等を採用した「デコクレ」第3弾となる特別仕様車カローラフィールダー X202を設定した。


取扱いディーラー

関連項目

出典

  1. ^ 日経Automotive Technology 2007年冬号『トヨタ自動車「カローラアクシオ」「カローラフィールダー」-新開発のエンジンとCVT、バックモニタを標準装備 ワゴンから(先行)開発-』(2009年3月6日閲覧)

外部リンク

トヨタ・カローラフィールダー


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