秋華賞

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秋華賞
開催地京都競馬場
施行日2010年10月17日
格付けGI
1着賞金8900万円
距離芝・内2000m
出走条件サラブレッド系3歳牝馬(国際)(指定)
負担重量55kg
第1回施行日1996年10月20日
 Template‐ノート:競馬の競走 
第13回秋華賞 優勝馬 ブラックエンブレム
第13回秋華賞 優勝馬 ブラックエンブレム

秋華賞(しゅうかしょう)とは日本中央競馬会(JRA)京都競馬場内回り2000mで施行する中央競馬重賞GI競走である。正賞は京都市長賞、日本馬主協会連合会会長賞。

目次

概要

1996年牝馬三冠の最終戦として行われていたエリザベス女王杯が4歳以上の牝馬にも出走資格が与えられたのに伴い、新たな牝馬三冠の最終戦として創設された3歳(旧4歳)の牝馬限定の重賞(GI)競走。

牝馬三冠のうち春季に施行されている桜花賞優駿牝馬(オークス)と異なり、イギリス競馬のクラシック競走に範を取った競走ではないため、クラシック競走には位置づけられていない。また創設時から混合競走(外国産馬の出走も可能)のため外国産馬が多数出走し、1996年のファビラスラフイン2002年ファインモーションが外国産馬として優勝している。

2008年には1着にブラックエンブレム(11番人気)、2着にムードインディゴ(8番人気)、3着にプロヴィナージュ(16番人気)が入り三連単の配当がJRAの重賞競走で最高額(全体でも3位)の10,982,020円(109,820.2倍、4,896通り中4,275番人気)を記録し、重賞競走では史上初の8桁配当となった。また、三連複の配当がJRAの重賞競走で最高額(全体でも5位)の1,869,680円(18,696.8倍、816通り中750番人気)を記録した。

出走資格はサラ系3歳(旧4歳)牝馬のJRA所属馬、外国調教馬(9頭まで)および所定の条件を満たした地方競馬所属馬。

負担重量は馬齢重量で、55キロである。

総額賞金は1億6890万円。1着賞金8900万円で以下2着賞金3600万円、3着賞金2200万円、4着賞金1300万円、5着賞金890万円。

現在の優勝レイは黄色の地に金色文字となっている。


施行コースと問題点

秋華賞は1996年に新設されて以降、京都競馬場の芝内回り2000mコースで施行され、発走は観戦スタンド前となっている(前身である秋の3歳牝馬GIの旧エリザベス女王杯は芝外回り2400mコース)。

このコースの形態は発走後の最初の第1コーナーまでが308mと、出走可能頭数(フルゲート)が18頭となるコースとしては距離が短く、前後に隊列が伸びきる前に第1コーナーを迎えやすいため、外枠からの発走となる馬は距離損により位置取りが馬群の後部になりやすい。

また、向こう正面の直線の半ばから第3コーナーにかけて3mの上り坂があり、坂を下った後は、スパイラルカーブを採用していない緩やかな第4コーナーを経てゴールまでの約600mがほぼ平坦、その内のホームストレッチ(最後の直線)は328mと比較的短い。[1] そのため、多くの馬は下り坂で加速しながらラストスパートを仕掛け、最後の第4コーナーへは馬群一団となって殺到し、発走で前めの位置を取れた馬を除いて、勝つためには、危険を犯して馬群を突き抜けるか、前がばらけるまで待つか、距離損を覚悟で馬群を避けて後方から大きく回りこむかといった厳しい選択をさせられやすい。

これらから、強豪馬であってもしばしば逆転しきれない状況が生まれやすい波乱の多いレースとなっている。実力が反映されにくい他、未成熟な馬に負担が大きいとして、競馬ブック[2]などからは、施行コースの見直しの提案が出ている。

トライアル競走・主な前走

以下の競走が主な出走馬の前走。紫苑ステークスとローズステークスは秋華賞トライアルに指定されており、ローズステークスは3着まで、紫苑ステークスは2着までの入着馬に優先出走権が与えられる。地方競馬所属馬はこの他に桜花賞、優駿牝馬の1着馬に優先出走権が与えられる(菊花賞とのいずれか1競走を選択)。

また1999年までクイーンステークスは、3着までに優先出走権が与えられていた。

競走名格付団体施行競馬場施行距離
1優駿牝馬GI中央東京競馬場芝2400m
2クイーンステークスGIII中央札幌競馬場芝1800m
3紫苑ステークスOP中央中山競馬場芝2000m
4ローズステークスGII中央阪神競馬場芝1800m

歴史

  • 1996年 - 4歳(現3歳)の牝馬の競走馬による定量の混合競走・指定交流競走の重賞(GI)競走として「第1回秋華賞」が創設され、京都競馬場・芝内回り2000mで施行された。
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳牝馬」から「3歳牝馬」に変更。
  • 2003年
  • 2007年 - 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告により、重賞格付け表記をJpnIに変更。
  • 2009年
    • 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は9頭まで出走可能となる。それに伴い、重賞格付け表記をGIに戻す。
    • 牝馬二冠馬のブエナビスタが2位入線したものの、他馬の進路を妨害したことにより、3着に降着。
    • 松永幹夫が騎手・調教師として両方で制覇を果たす。

歴代優勝馬

回数施行日優勝馬性齢勝時計優勝騎手管理調教師馬主
第1回1996年10月20日ファビラスラフイン牝31:58.1松永幹夫長浜博之吉田和子
第2回1997年10月19日メジロドーベル牝32:00.1吉田豊大久保洋吉メジロ商事(株)
第3回1998年10月25日ファレノプシス牝32:02.4武豊浜田光正(有)ノースヒルズマネジメント
第4回1999年10月24日ブゼンキャンドル牝31:59.3安田康彦松田博資上田牧場
第5回2000年10月15日ティコティコタック牝31:59.9武幸四郎松田正弘バンブー牧場
第6回2001年10月14日テイエムオーシャン牝31:58.5本田優西浦勝一竹園正繼
第7回2002年10月13日ファインモーション牝31:58.1武豊伊藤雄二伏木田達男
第8回2003年10月19日スティルインラブ牝31:59.1幸英明松元省一(有)ノースヒルズマネジメント
第9回2004年10月17日スイープトウショウ牝31:58.4池添謙一鶴留明雄トウショウ産業
第10回2005年10月16日エアメサイア牝31:59.2武豊伊藤雄二(株)ラッキーフィールド
第11回2006年10月15日カワカミプリンセス牝31:58.2本田優西浦勝一三石川上牧場
第12回2007年10月14日ダイワスカーレット牝31:59.1安藤勝己松田国英大城敬三
第13回2008年10月19日ブラックエンブレム牝31:58.4岩田康誠小島茂之田原邦男
第14回2009年10月18日日本の旗レッドディザイア牝31:58.2四位洋文松永幹夫東京ホースレーシング

※国際競走となった2009年以降は国旗を表記。

秋華賞の記録

  • レースレコード - 1:58.1(第1回優勝馬ファビラスラフイン、第7回優勝馬ファインモーション)
  • 2着との最大着差 - 3 1/2馬身(第7回優勝馬ファインモーション)
  • 最多勝騎手 - 武豊 3勝(第3、7、10回)
  • 最多勝調教師 - 2勝 伊藤雄二(第7、10回)、西浦勝一(第6、11回)

本競走からのエリザベス女王杯優勝馬

回数施行日馬名性齢着順
第7回2002年10月13日ファインモーション牝31着
第8回2003年10月19日アドマイヤグルーヴ牝32着
第11回2006年10月15日フサイチパンドラ牝33着
第12回2007年10月14日ダイワスカーレット牝31着
第13回2008年10月19日リトルアマポーラ牝36着

脚注

  1. ^ 最終コーナーからゴールまでの直線は、京都競馬場の外回りコースは404m。東京競馬場は525mに加えて途中が上り坂になっている。
  2. ^ 競馬ブック2009年11月16日号など

関連項目


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