世界フィギュアスケート選手権
関連キーワードで検索
関連キーワードで検索
2008-2009年シーズンについては2009年世界フィギュアスケート選手権を参照
| 世界フィギュアスケート選手権 | |
|---|---|
| 開始年 | 1896年 |
| 主催 | 国際スケート連盟 |
| サイト | フィギュアスケートの歴史(英語) |
世界フィギュアスケート選手権(せかい - せんしゅけん、ISU World Figure Skating Championships)は国際スケート連盟 (ISU) が主管轄で行うフィギュアスケート単独の大会としては最大の大会である。国際スケート連盟のランキング算出ポイントでもオリンピックとともに一番高い格を与えられており、フィギュアスケートにおいてこの大会で優勝することはオリンピックと同等かそれ以上の重みを持つ(国際オリンピック委員会のもとに開催されるオリンピックは4年に1度ということで国やメディアによっては世界選手権より大きく取り上げられることもある)。各国の大会出場枠は最大3名(組)で、この大会の成績(3名派遣の国は上位2人、その他の場合は全出場選手の成績)で翌年の世界選手権の(翌年にオリンピックがある場合はオリンピックも)出場人数が決められる。男子、女子、ペア、アイスダンスの4種目が行われる。
目次 |
歴史
世界フィギュアスケート選手権の歴史は古いが、昔から現在のような形で行われていたわけではない。1896年に初めて世界フィギュアスケート選手権がロシアのサンクトペテルブルグで開かれたが、このときは男子の競技しか行われなかった。1906年にいたって初めて国際スケート連盟女子フィギュアスケート選手権(ISU championships for Ladies Figure Skating)がスイスのダボスにて行われ、また1908年には国際スケート連盟ペアフィギュアスケート選手権(ISU championships for Pair Figure Skating)がサンクトペテルブルクで行われた。これら2つの大会が、世界選手権となったのは1924年のことだった。1930年、それまで別々に開催されていた男子、女子、ペアの各世界選手権が、はじめて一緒に開催され、その開催地もアメリカニューヨークと、はじめてヨーロッパ以外の開催地となった。その後、1940年から1946年にかけては第2次世界大戦の影響で中断され、再び1947年に、スウェーデンのストックホルムにおいて開催された。1952年には、新たにアイスダンスを加えた大会がパリで開かれ、ほぼ現在と同じ形となった。2004-2005年シーズンからは現行のISUジャッジングシステムにより採点が行われている。
フィギュアスケート界の有力国の変遷
フィギュアスケートが生まれたとされるのも最初に競技が盛んになったのもヨーロッパであり、第2次世界大戦前はノルウェー・ドイツ・スウェーデン・フィンランド・オーストリアといったヨーロッパの選手が特に好成績を挙げていた。
戦後シングル、ペアにおいては1948年にディック・バトンが男子で優勝して以来北米の2国・アメリカ・カナダの活躍がめざましいものの、1952年に始まったアイスダンスではいまだにヨーロッパ以外から優勝者は2003年のシェイ=リーン・ボーン・ヴィクター・クラーツ組(カナダ)しかない。
1990年代後半の数年間はロシアが女子シングルを除き優勝を独占し、席捲する勢いであった。
ISUジャッジングシステムが採用された2005年以降は頻繁に優勝者が交代しており、また女子シングルとペアにおいてはアジア地域の選手が世界をリードするようになっている。
アジアから優勝者が出たのは1989年女子シングルの伊藤みどりが最初である。しかし男子シングルとアイスダンスにおいてはいまだ優勝者を輩出しておらず、男子シングルでは1977年に日本の佐野稔が3位に入って以降延べ4人のメダリストがでているもののアイスダンスでは1985年佐藤紀子・高橋忠之組の13位が最高である。
その他の地域からはまだメダリストは出ていない。
各国(地域)別の大会出場枠について
各国(地域)ごとの大会出場枠は最大3人(3組)までに限られており、出場者は各加盟国(地域)により決定される。
出場枠が1から3のいくつになるかは、前年の世界選手権での順位ポイントによって決定される。
また冬季オリンピックの出場枠も、いくらかの最終選考枠を除いてその前年の世界選手権で決定され、2枠以上を獲得する条件は世界選手権と同じである。
順位に応じたポイントは次のように定められている。
- 1位から15位までは、順位がそのままポイントになる。
- 16~24位は16ポイントで計算する。
- フリースケーティングに進出できなかった者(シングルで25位以下、ペアで21位以下)は18ポイントで計算する。
- オリジナルダンスに進出できたもののフリーダンスに進出できなかった者は18ポイントで計算する。
- オリジナルダンスに進出できなかった者は20ポイントで計算する。
このポイントと各国のその年の出場枠数により、次に示す基準で次の年の出場枠数を決定する。
出場枠数 3枠になる条件 2枠になる条件 1 2ポイント以内 10ポイント以内 2 合計が13ポイント以内 合計が28ポイント以内 3 成績上位の2人(組)の
合計が13ポイント以内成績上位の2人(組)の
合計が28ポイント以内
例
2009年の世界選手権の日本代表選手の結果を例に説明する。
- 男子シングル
- 出場人数は3人で、小塚崇彦が6位、織田信成が7位、無良崇人が15位であった。成績上位2名のポイントは 6+7=13 となり、次の2010年の冬季五輪及び世界選手権の出場枠は3枠。
- 女子シングル
- 出場人数は3人で、安藤美姫が3位、浅田真央が4位、村主章枝が8位であった。成績上位2名のポイントは 3+4=7 となり、次の2010年の冬季五輪及び世界選手権の出場枠は3枠。
- ペア
- 日本代表選手は出場しておらず、2枠以上の基準を満たしていない。次の2010年の世界選手権で出場枠は1枠。
- アイスダンス
- ただ一組出場したキャシー・リード、クリス・リード組は16位でポイントは 16 となり、2枠以上の基準を満たしていない。次の2010年の世界選手権で出場枠は1枠。
なお、冬季五輪には出場組数に定員があり、アイスダンスでは24のうち19までを世界選手権で決定する。
- アイスダンスで3枠を獲得した国(地域)が2、2枠を獲得した国(地域)が4であり残る枠は 19-3×2+2×4=5。2枠以上を獲得した国(地域)の選手を除くとキャシー・リード、クリス・リード組は4位で枠数以内に入っているため、次の2010年の冬季五輪の出場枠1を獲得している。
- ペアで出場枠を得るには、最終予選に指定されている2009年ネーベルホルン杯に出場し、残された出場枠4のうちの1つを獲得しなければならない。
2010年世界選手権及び冬季五輪の出場枠
2009年世界選手権の結果を受け、2010年2月にカナダ・バンクーバーで行われる冬季五輪、及び同年3月にイタリアで行われる世界選手権における複数出場枠が与えられた国は、以下の通りである。
出場枠 男子シングル 女子シングル ペア アイスダンス 3
日本
アメリカ合衆国
日本
中国
ロシア
ロシア
アメリカ合衆国2
カナダ
チェコ
フランス
イタリア
カザフスタン
ロシア
カナダ
フィンランド
グルジア
韓国
スイス
ロシア
アメリカ合衆国
カナダ
ドイツ
ウクライナ
アメリカ合衆国
カナダ
フランス
イギリス
イタリア
競技結果
男子シングル
女子シングル
ペア
アイスダンス
各国メダル数
男子シングル
| 順位 | 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 22 | 16 | 15 | 53 | |
| 2 | 21 | 21 | 17 | 59 | |
| 3 | 15 | 4 | 3 | 22 | |
| 4 | 10 | 11 | 5 | 26 | |
| 5 | 7 | 4 | 4 | 15 | |
| 6 | 4 | 7 | 7 | 18 | |
| 7 | 3 | 10 | 10 | 23 | |
| 8 | 3 | 6 | 7 | 16 | |
| 9 | 3 | 3 | 1 | 7 | |
| 10 | 3 | 1 | 2 | 6 | |
| 11 | 2 | 8 | 5 | 15 | |
| 12 | 2 | 2 | 4 | 8 | |
| 13 | 1 | 0 | 1 | 2 | |
| 14 | 0 | 2 | 6 | 8 | |
| 15 | 0 | 1 | 3 | 4 | |
| 16 | 0 | 0 | 1 | 1 | |
| 16 | 0 | 0 | 1 | 1 | |
| 16 | 0 | 0 | 1 | 1 | |
| 16 | 0 | 0 | 1 | 1 |
女子シングル
| 順位 | 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 26 | 21 | 24 | 71 | |
| 2 | 10 | 1 | 2 | 13 | |
| 3 | 9 | 8 | 2 | 19 | |
| 4 | 7 | 17 | 12 | 36 | |
| 5 | 7 | 1 | 3 | 11 | |
| 6 | 6 | 9 | 7 | 22 | |
| 7 | 5 | 3 | 4 | 12 | |
| 8 | 4 | 5 | 4 | 13 | |
| 9 | 4 | 1 | 3 | 8 | |
| 10 | 3 | 4 | 4 | 11 | |
| 11 | 2 | 0 | 3 | 5 | |
| 12 | 1 | 8 | 4 | 13 | |
| 13 | 1 | 4 | 2 | 7 | |
| 14 | 1 | 1 | 2 | 4 | |
| 15 | 1 | 0 | 2 | 3 | |
| 16 | 1 | 0 | 0 | 1 | |
| 16 | 1 | 0 | 0 | 1 | |
| 18 | 0 | 2 | 5 | 7 | |
| 19 | 0 | 2 | 1 | 3 | |
| 20 | 0 | 1 | 2 | 3 |
ペア
| 順位 | 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 24 | 19 | 8 | 51 | |
| 2 | 12 | 6 | 10 | 28 | |
| 3 | 10 | 7 | 8 | 25 | |
| 4 | 8 | 6 | 6 | 20 | |
| 5 | 7 | 14 | 7 | 28 | |
| 6 | 5 | 3 | 5 | 13 | |
| 7 | 4 | 5 | 3 | 12 | |
| 8 | 4 | 1 | 1 | 6 | |
| 9 | 3 | 4 | 0 | 7 | |
| 10 | 3 | 3 | 5 | 11 | |
| 11 | 2 | 6 | 17 | 25 | |
| 12 | 2 | 0 | 1 | 3 | |
| 13 | 1 | 6 | 6 | 13 | |
| 14 | 1 | 1 | 0 | 2 | |
| 15 | 0 | 1 | 3 | 4 | |
| 16 | 0 | 1 | 2 | 3 | |
| 17 | 0 | 1 | 1 | 2 | |
| 18 | 0 | 1 | 0 | 1 | |
| 19 | 0 | 0 | 1 | 1 |
アイスダンス
| 順位 | 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 17 | 10 | 7 | 34 | |
| 2 | 16 | 14 | 8 | 38 | |
| 3 | 11 | 5 | 3 | 19 | |
| 4 | 4 | 0 | 0 | 4 | |
| 5 | 2 | 6 | 3 | 11 | |
| 6 | 2 | 1 | 1 | 4 | |
| 7 | 1 | 7 | 10 | 18 | |
| 8 | 1 | 1 | 1 | 3 | |
| 9 | 1 | 1 | 0 | 2 | |
| 10 | 0 | 6 | 16 | 21 | |
| 11 | 0 | 3 | 2 | 5 | |
| 12 | 0 | 1 | 1 | 2 | |
| 13 | 0 | 0 | 1 | 1 | |
| 13 | 0 | 0 | 1 | 1 | |
| 13 | 0 | 0 | 1 | 1 |
脚注
- ^ 西ドイツも含む。
関連項目
参考文献
- INTERNATIONAL SKATING UNION SPECIAL REGULATIONS & TECHNICAL RULES SINGLE & PAIR SKATING and ICE DANCE 2008
- フィギュアスケートの歴史(英語)
- ISU歴代公式結果 : 男子シングル
- ISU歴代公式結果 : 女子シングル
- ISU歴代公式結果 : ペア
- ISU歴代公式結果 : アイスダンス
| ISUフィギュアスケート選手権 |
|---|
| 世界フィギュアスケート選手権 • ヨーロッパフィギュアスケート選手権 • 四大陸フィギュアスケート選手権 • 世界ジュニアフィギュアスケート選手権 |
| 世界フィギュアスケート選手権 |
|---|
| 1990年世界フィギュアスケート選手権 • 1991年世界フィギュアスケート選手権 • 1992年世界フィギュアスケート選手権 • 1993年世界フィギュアスケート選手権 • 1994 • 1995年世界フィギュアスケート選手権 • 1996年世界フィギュアスケート選手権 • 1997年世界フィギュアスケート選手権 • 1998 • 1999 2000 • 2001 • 2002 • 2003 • 2004 • 2005 • 2006 • 2007 • 2008 • 2009 • 2010 • 2011 |
カテゴリ: 世界フィギュアスケート選手権
