FA-MAS

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FA-MAS
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種類軍用小銃
製造国 フランス
設計・製造サン=テチエンヌ造兵廠
年代1967年~現代
仕様
種別アサルトライフル
口径5.56mm
銃身長488mm
ライフリング3条右転
使用弾薬5.56mm×45
装弾数25発/30発(箱形弾倉)
作動方式遅動ブローバック方式
全長757mm
重量3,800g
発射速度900発/分~1000発/分(F1)
1000発/分~1100発/分(G2)
銃口初速960m/s(F1)
925m/s(G2)
歴史
設計年1967年~1971年
製造期間1975年
配備期間1978年~現代
配備先フランス軍
関連戦争・紛争湾岸戦争
コソボ紛争
イラク戦争
アフガニスタン紛争 (2001年-)
バリエーションF1 G1 G2 Felin
 Template‐ノート:銃器 

FA-MAS(Fusil d' Assaut de la Manufacture d' Armes de Saint-Étienne:ファマス、ファーマス)とは、フランスのGIAT(現・NEXTER)傘下のサン=テチエンヌ造兵廠が製造したブルパップ方式アサルトライフルである。

目次

概要

フランス陸軍1977年7月MAS 49半自動小銃MAT 49の後継として制式採用した。その形状から、フランス軍兵士からは小型の金管楽器であるビューグルを意味するClairon(クレロン)の愛称で呼ばれていたが、現在は死語とされている。日本ではトランペットの愛称も使われる。採用から30年が経過するが、改良を施し生産は継続している。

構造

全長75.7cm、重量3.7kg。口径5.56mmで、上部にはM16のように照準器を兼用する大型キャリングハンドルがあり、二脚を標準装備している。25発弾倉を使用するが、初期型のF1、ハンドガードがついたG1の他、1994年から製造されているG2バージョンからは30発NATO標準弾倉が使用できる。

携帯性向上のため、銃身を縮めずに全長の短縮が可能なブルパップ型のデザインとなっており、作動機構としてAA-52機関銃と同様のレバー遅延式ブローバックを採用している。

レバー遅延式ブローバックは、てこの原理を利用してボルトの開放を遅延させる方式で、H&K G3小銃やHK21機関銃ローラー遅延式ブローバックと同じ系統の作動方式だが、レシーバ・ボルト・ボルトキャリアの三部品が2本の爪を持つレバー(てこ)を介して連結される構造となっている。

ガス・ポートが存在しない長い銃身を持つため命中精度は良好であり、反動を制御し易いブルパップ形状、銃身軸線が射手の肩の下方に位置するデザイン、反動がマイルドなレバー遅延式ブローバックの効果、などが複合して連射時の安定性・集弾性はともに良好であるとされる。

 FA-MASの実射映像: バースト・フルオートともに安定した射撃を見せている

初期型では照準器を兼ねるキャリングハンドルが脱着できないことから、光学照準器を取り付けられなかったが、後期型ではキャリングハンドルをマウント付きの物に交換できるよう改良された。取り付け部直下にボルトハンドルが存在するため、光学照準機は実際の射線から離れる。

オプションパーツとしてバースト(3点射)ユニットが組み込めるようになっている。これは安全装置とは別の切り替えスイッチが用意され、ONにすることによりフルオートがバーストへと切り替わる。

FA-MASのバースト(3点射)は、反動で射手の姿勢が変化する前に高速で3点射を行う事で集弾性を向上させており、通常のフルオートでは500~700発/分程度である連射速度を、バースト時には1,100発/分程度に設定している。 この発想はH&K G11VP70の影響から生まれたもので、同様の発想に基づく製品としてはM93RAN-94が知られている。

民生品としてフルオート、3点バーストを排除したものがフランス国内で300丁、北米用が300丁の計600丁のみ販売されていた。3点バーストの切り替えスイッチ自体は存在するが、機能しない。

傭兵高部正樹は、フランス人傭兵の多くがFA-MASを「実戦で使う銃ではない」と酷評していた例を挙げ、自国の製造物に愛着を持つフランス人が発した言葉だけに驚きを隠せなかったと語っている。高部本人は、ブルバップ小銃全般を実戦で扱った事がないことから、自身は評価を下すことはできないとしている。

クロアチアは、FA-MASに似たVHSアサルトライフルを開発した。


使用国

フランスおよび旧フランス領諸国以外の採用は、F1型がアラブ首長国連邦軍、G2型はフィリピン国家警察の特殊部隊Special Action Forceに採用されている。

登場作品

映画・テレビドラマ

漫画・アニメ

囚人、田中古兵衛の護送に同行する特殊部隊が使用。

ゲーム

 ソリッド・スネークが本銃を「5.56mmのトランペット」と呼ぶ描写がある。

 FAMAS F1が登場する。(G2は登場しない。)

小説

FA-MASの遊戯銃

東京マルイ電動ガンシリーズの第1弾としてFA-MAS5.56-F1型が、可変ホップアップシステム搭載タイプの第1弾として、F1型をF2型相当の仕様にした「FA-MASスーパーバージョン」がモデルアップされている。これは量産品としては史上初のFA-MASの遊戯銃化で、この機種選定は、もしも「電動ガン」というメカニズムが受け入れられなくても、「FA-MASの遊戯銃」として売れるようにという配慮の結果といわれている。実際に発売してみると、電動ガンのシステムそのものは高い評価を受け、続いてM16が製品化された。

機関部はFA-MAS専用のバージョン1メカボックスを採用しており、公称連射速度は実物通りの毎分1000~1100発と、同社製の他のモデル(毎分750~850発)より速いものとなっている。また、F1型、スーパーバージョンともに3点バーストユニットが組まれた姿をしているが、発射モードはセミオートとフルオートのみである。本来のセレクターが安全装置兼ハンドガード(バッテリー格納部)開閉レバーに、3点バースト切り替えスイッチがセレクターに改変されている。同社製電動ガンにおける3点バースト機構の再現は、SIG SG550の電子制御可変バーストシステムまで待たねばならない。

関連項目


ウィキメディア・コモンズ

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