深夜アニメ

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深夜アニメ(しんや - )は、深夜帯に放送されるテレビアニメ全般を指す。

目次

概要

明確な定義はないが、当項では主に民放テレビキー局系列およびBS各局で23時-28時台に本放送されたものを対象とする[1]

なお、後述するUHFアニメも当項で定義される時間帯に放映される作品が大半ではあるが、当項で扱う深夜アニメとは大きく性格を異にする部分も多々あるため、これらに関しては当項とは別途に詳細を記述する。

放送数には地域によって差が見られ、UHFアニメを含めると最多の埼玉千葉の両県(および、近都県のテレ玉チバテレが視聴可能な地域)では76本が放送されたのに対し、全く放送されなかった地域もある(2007年)。

解説

この呼称は自然発生的に定着したもので、とくに命名者や提唱者が知られているわけではないが、オフィシャルに用いられている例としては、アニメ制作会社ゴンゾ(深夜アニメも多く手がける)の携帯電話向けウェブサイトの名称「深夜アニメGONZO」がある。また、ソニー製のDVD/BDレコーダースゴ録/BDZシリーズ)の番組予約のジャンルに「深夜アニメ」の項がある。

2009年10月現在、地上波在京キー局で放送されている新作テレビアニメシリーズ(各系列局制作の逆ネット作品と再放送含む)の週あたりの本数は以下のようになっており、約2割が深夜アニメとなっている。

地域によっては時差ネットなどの関係で深夜アニメが集中する曜日や逆に皆無の曜日が異なることもある。

局名総本数うち深夜アニメ
日本テレビ (NNNNNS)74 (40%)
TBS (JNN)65 (80%)
フジテレビ (FNNFNS ※1)51(33%)
テレビ朝日 (ANN)81 (14%)
テレビ東京 (TXN)32 (※2)4 (17%)
合計5816 (約30%)

※1:子会社のBSデジタル放送局限定放映作品に関しては除外した。
※2:ショートアニメ作品が複数放映されている『おはスタ』や『おはコロシアム』などの番組に関しては、それぞれ各番組ごとに1本としてカウントした。

参考

NHK・独立U局

局名総本数うち深夜アニメ
NHK 総合 (G)・教育 (E)---- (--%)
tvk (UHF)1713 (76%)
TOKYO MX (UHF)75 (71%)
サンテレビ (UHF)1711 (65%)
KBS京都 (UHF)146 (43%)

在阪局

局名総本数うち深夜アニメ
毎日放送 (JNN)87 (88%)
朝日放送 (ANN)61 (16%)
関西テレビ (FNNFNS)62 (33%)
読売テレビ (NNNNNS)41 (25%)
テレビ大阪 (TXN)317 (17%)
合計5518 (約33%)

在名局

局名総本数うち深夜アニメ
東海テレビ (FNNFNS)62 (33%)
中部日本放送 (JNN)98 (88%)
メ~テレ (ANN)72 (28%)
テレビ愛知 (TXN)3612 (33%)
中京テレビ (NNNNNS)41 (25%)
合計6225 (約40%)
2009年2月現在の地上波放送の例(関西圏中京圏はUHFアニメも含むが、在阪局もしくは在名局で放映される作品に限定)
  • 首都圏の場合、テレビ東京で多く放送されており、水曜・木曜・土曜1本ずつ、日曜に2本放映している。土曜・日曜は、三大都市圏で唯一深夜アニメを放送している。他局では、日本テレビが火曜に2本、TBSが水曜に1本、木曜と金曜に2本ずつ、フジテレビが木曜に1本、テレビ朝日が火曜に1本放送している。左記のように日本テレビとテレビ朝日を除く3局が木曜日に集中している。
  • 関西圏の場合、MBSとテレビ大阪に集中する傾向が見られ、土曜は他の曜日よりも本数が多い(MBSが4本、テレビ大阪が2本)。それ以外では、月曜にABCと読売テレビが1本ずつ、火曜に関西テレビが2本、テレビ大阪が1本、水曜はテレビ大阪が2本、木曜はMBSが3本、金曜はテレビ大阪が3本で、日曜は1本も放送されていない。
  • 中京圏の場合、CBCとテレビ愛知に集中する傾向が見られ(特にテレビ愛知は中京圏におけるUHFアニメの受け皿的存在となっている)、テレビ愛知では月曜・水曜・木曜に3本ずつ、火曜に1本、金曜に2本放映され、CBCでは水曜と木曜に3本ずつ、金曜と土曜に1本ずつ放映。水曜・木曜は、ほかの曜日と比べても特に本数が多い(水曜・木曜ともにテレビ愛知とCBCで3本ずつ放映され、それに加えて水曜はメ~テレが1本、木曜は東海テレビが1本)。土曜はCBCの1本のみで日曜は1本も放送されていない。
2008年10月現在のBS放送の例(BSデジタル放送含む、WOWOWアニメはノンスクランブルに限定。UHFアニメおよび一部再放送も含む)
  • 民放のBS放送全体では、月曜に2本、木曜に3本、金曜に4本、土曜に3本、日曜に1本、深夜アニメが放送されている。地上波でも放送される作品もあるが、純粋にBS放送でしか見られない作品も存在する(WOWOWアニメなど。過去にはBS-i限定放映深夜アニメ枠も存在した)。

特徴

現在の在京民放キー局の詳細な放送動向については、本項のこちらなどを参照されたい。

主にアニメファンや一般若年層(中高生)を対象として放送されており、特に民放地上波で受信できるチャンネルが4局以下の地域に在住するアニメファンを対象としたものは後日発売されるDVDや関連商品の販売促進を主な目的としており、キー局にとってこの上ない利益にもなる。

放映期間は1クール(3か月、12 - 13回)か2クール(6か月、24 - 26回)のものがほとんどである[2]。一回きりの放送となることが多く、再放送は余りされない傾向が強い。

独自に企画されたアニメの他、漫画小説ライトノベル)・ゲームなどを原作とするものも多数存在する。放送される作品は(世間一般から見れば)比較的マイナーなものとなっている場合が多い。

内容は、アニメファンが好むギャグラブコメ萌え・アクション・SFなどを扱ったものが多いが、中には日本テレビ系のように渋い作風の作品を擁する枠もある。また、全日枠より比較的規制がゆるいせいか流血などの過激な表現がしやすい傾向も見られる(例:『はじめの一歩』の「下からパンチ」など)。

番組にもよるが、オープニングとエンディングで使用する曲が、楽器演奏だけのインストゥルメンタルのみだったり(どちらかあるいは両方共というパターン)、アニメのタイトルをオープニングクレジットの最後に表示したり、次回に放送するサブタイトル名だけを表示するなどの、次回予告が簡略化されて、その内容がはっきりわからないものがあったりと、全日枠作品には見受けられない構成がある。

製作委員会方式により放送されているものが主流であり(特にテレビ東京で放映される作品の大半と、かつてのフジテレビテレビ朝日で放送された作品の一部)、制作側にとっては放映権料を安くあげることができテレビ局側にとっても深夜枠を有効に活用できるというメリットがあるため、近年その本数が増加しており更に独立U局で放映される新作アニメ(UHFアニメ)は深夜帯放送が大半を占めるため、これを加えると地上波における本数はいっそう増加する。その結果、特にUHFアニメも多数放映する3大都市圏においては「深夜アニメ同士の競合が頻発するのも日常茶飯事」と化している。一方で大都市圏以外のローカル局で放送される作品は少なめである。

少数ながらも在阪準キー局および在名基幹局が制作する深夜アニメも存在する。テレビアニメの項も参照されたい(ただしテレビアニメの項でも述べているように、関東圏では独立U局での放送の事例も少なくない)。

一方でNHKでは、2008年4月から衛星第2放送の『衛星アニメ劇場』で放送の『今日からマ王!(第3シリーズ)』と『アリソンとリリア』で初めて新作テレビアニメを深夜帯で放送している。[3]。また、主に教育テレビ衛星第2放送で本放映した作品が再放送されることがあった[4]

BS民放局では、WOWOWが上記のような商品販売促進の目的のため、あえて無料で視聴可能なノンスクランブル放送であることが多かった(かつては平日夕方枠での放送が多かったが、次第に深夜帯へとシフトして行った。詳細はWOWOWアニメの項を参照されたい。ただし後述のBS11の開局の影響などで2008年以降の新作は存在しない状態である)。

その他のBSデジタル民放各局では、近年ではBS-TBS(旧BS-i)BSフジ、および2007年12月に開局したBS11が継続的に放送している。

特にBS-TBSが非常に熱心であり、2000年代前半にはBS-i限定放送の作品も存在した(地方間の公平を期するという観点や放映費用が安く済む点に加え、地上波と比べると表現規制が緩いのが大きな理由である)。ただし、CLANNADのように当初BS-i限定で放送として発表していた作品を急遽TBSで先行して放送し、BS-iでは遅れネットで最後に放送するという例が生じた。また、BS11も『ANIME+』枠内で衛星放送限定作品[5]を放送する事例がある。

BSジャパン小学館原作作品枠の1本のみ時差ネットを実施していたが、2007年10月からは半年間休止状態の後、新枠扱いで『ゴルゴ13』で復活したが、後番組の『ハヤテのごとく!!』終了後は休止状態が続き、2010年4月期の『閃光のナイトレイド』で再度復活する[6]BS日テレも他局と比べると放送実績が少なめである[7]BS朝日に至っては親会社のテレビ朝日もしくはANN系列局関連の深夜アニメを放送した実績が全くない[8]

視聴率は深夜であることと大都市を抱える地域の放送局(場合によっては在京キー局のみ)のみで放送し、ローカル局での放送がないことで国内の全域をカバーしていないため、あまり高く出ることはなく(三大都市圏では「測定不能」がほとんど)4% - 5%ほどでも「高視聴率」といわれる。ただし、フジテレビの『ノイタミナ』枠、毎日放送(MBS)の土曜深夜の『アニメシャワー』枠では高視聴率の作品が多い。

アニラジでは複数の番組が集中する時間帯に名称を設けている(ラジオ大阪1314 V-STATION』、ラジオ関西アニたまドットコム』など)ことがあるが、深夜アニメでも同様の事例が存在する。2010年1月現在では先述のMBS『アニメシャワー』[9]のほか、中部日本放送(CBC)の『あにせん』や読売テレビの『MONDAY PARK』の3つが存在する。

前述のとおり、テレビ東京系を除いた地上波民放キー4局では放送時間は異なれど全系列局で放送された作品は数えるほど[10]しかなく、大半は関東ローカルか、東阪名3地域のみか、東阪の2地域のみのいずれかである。ただ近年はBSデジタル放送でも放送される作品が出てきていることもあってか、BSデジタルチューナーを所有していれば地方でも視聴できるようになっている。

歴史

先駆け

日本の深夜アニメ第一号は、1963年から1964年にかけてフジテレビで放映された『仙人部落』(成人向け週刊誌に連載の漫画のアニメ化)である。

『仙人部落』と1969年の『六法やぶれクン』(名古屋テレビ。史上初の地方局制作深夜アニメ)の後、20年近く途絶えていたが、1986年の『ハートカクテル』(日本テレビ)、1987年の『レモンエンジェル』(18禁OVAくりいむレモン』の流れを汲むライトアダルトアニメ。フジテレビ)、1989年の『小松左京アニメ劇場』(毎日放送(MBS))、『セイシュンの食卓』(よみうりテレビ、『11PM』枠内)、1992年の『スーパーヅガン』(麻雀漫画のアニメ化。フジテレビ)、1995年の『行け!稲中卓球部』(TBSワンダフル枠内) などが制作された。

これらの作品は話題とはなったものの、すべて単発の試みに留まっている。これらの番組は基本的に深夜番組として制作・放送されたものであった。

開花への前兆

深夜にアニメを放送するきっかけを作ったのが、1990年代中盤における独立U局での、『機動戦士ガンダム』などの再放送、毎日放送 (MBS) 『ヒーローは眠らない』枠(枠名は途中でなくなったが、一時期の休止を挟んで現在も継続中)やテレビ静岡の『むにゃむにゃアニメランド』枠における1980年代アニメの再放送、地方局での『新世紀エヴァンゲリオン』の異例の高視聴率と『逮捕しちゃうぞ』の本放送(一部地域では深夜に放送されていた)及び再放送である。これらが好評だったのを受けキー局で新作アニメを深夜帯に放送する機運が高まった。

「深夜アニメ」と言うジャンルの誕生

1996年に放送された『エルフを狩るモノたち』(テレビ東京)は、当時深夜のラジオでは声優がパーソナリティを務める番組、いわゆるアニラジが急増していることに、「アニメ系ラジオ番組が好評なら、テレビでやっても成功するのでは?」という思惑からスタートし、狙い通りの結果となった。

もともとアニメに強い同局は翌1997年から本格的に深夜枠の開拓を進め、アニメマニアを対象とする深夜アニメという存在を確立した。当時、大量生産に有利なデジタルアニメの実用化や制作委員会方式の確立で資金調達が容易になったことも相まって新作テレビアニメの本数が急増しており、深夜アニメ枠はちょうどその受け皿として機能することとなった。

TBSも1997年に『行け!稲中卓球部』が深夜番組『ワンダフル』の一コーナーとして再放映されたのがきっかけで、同番組内で短編アニメコーナーが設けられたが、同局の本格的な深夜アニメ参入はしばらく後となる。

また日本テレビも『剣風伝奇ベルセルク』を放映し、同局深夜アニメ枠の筆頭となった。同年にはテレビ朝日も参入。

同年秋にはMBSが8年ぶりに『フォーチュン・クエストL』(MBS制作。関東圏では翌1998年にテレビ東京にて放映)で再参入と同時に在阪局としては初めて深夜アニメの本格展開を開始。現在では、全ての在阪局が最低1作は制作歴を持つに至った(2003年には読売テレビ (ytv) が再参入に加えて関西テレビ (KTV) 、2004年にはテレビ大阪 (TVO) [11] 、2006年には残る朝日放送(ABC)も参入)。

1998年にはフジテレビが深夜アニメに再参入し、とくに人気漫画を原作とする『頭文字D』はアニメファンだけでなく一般若者層にも人気を博し、深夜アニメの認知度を高めた。

また、テレビ東京の夕方に不完全な形で放映された『カウボーイビバップ』の完全版がWOWOWにて深夜に放映され、作品自体のクオリティの高さもあり話題となった。そのテレビ東京も引き続き多くの深夜アニメを放映し、前衛的な実験作『serial experiments lain』が熱心なファンを獲得する一方で、クオリティに大きな問題のある作品も散見された。同年にはUHFアニメが深夜帯を中心に徐々に本格的な展開を始めるようになる。

2000年には名古屋テレビ(後に「メ〜テレ」の愛称を使用)が、キー局のテレビ朝日との共同制作の形で在名局としては約30年ぶりに再参入した。

更なる成長

深夜アニメがすっかり定着した2001年には、UHFアニメも深夜帯で本格的に展開を始め、その後深夜アニメの有力な担い手となる。また、萌えアニメの極北ともいうべき『シスター・プリンセス』がテレビ東京系深夜枠で放映されたのもこの年で、大きなムーブメントを巻き起こした。

更に同年、前年に本放送を開始したTBSの子会社であるBSデジタル放送局・BS-i(現:BS-TBS)が『まほろまてぃっく』を放映。まだマイナーなBSデジタルという媒体と深夜帯という条件を利用して、萌えとお色気を重視した作風をとり、アニメマニアの間でBSデジタル放送初期のキラータイトルとなった[12]。この頃からTBS自身もほとんどの作品において「BS-iとの併映」と言う形で積極的に深夜アニメに関わるようになる。

衛星局関係では他にも、AT-Xオリジナル作品で好評を得た『フィギュア17 つばさ&ヒカル』が一部規制入りとは言え、テレビ東京の深夜枠でも放映されたり、BS-i早朝枠での放送を念頭に制作された『ちっちゃな雪使いシュガー』が、TBSでは枠の都合で深夜に放送されるなど、それまでにない動きも目立った。

2002年には中部日本放送 (CBC) が『最終兵器彼女』で在名局としてはメ〜テレに次いで単独で深夜アニメ制作に参入した(在名局で深夜アニメの制作実績があるのは今なおこの2局のみである。後にRKB毎日放送などのJNN主要系列局も、CBCとの共同制作の形で参入)。

噴出した様々な弊害とその反動

しかし、深夜アニメの放映本数の急増と共に様々な問題が噴出するようになった。代表的な事例としては表現規制の問題が挙げられ、また、一部放送局での放送枠の不安定さなども挙げられる。更に近年ではUHFアニメも含めて急激な成長の反動も見られるようになっている。テレビアニメの項を参照されたい。

現在の在京民放キー局の動向

日本テレビ

放送時間

火曜日24:59 - (詳細)、土曜日26:20 -

※このほか水曜日24:59 - のバラエティ番組内に放送枠有り(現在は2009年1月-6月まで同枠内で放送していたコンプレックスミニアニメの再放送)

特徴

主に一般層を意識したアニメが主軸となっているが、ティーンエイジャー向けの漫画原作をアニメ化することも多いため、アニメファンからも支持を受けている。放映実績こそ他局の系列と比べると古くから少なめであるが、一方で作品によっては柔軟に放送期間を設定したり、時には全国的なネット展開を行なうなど(“過去の代表的事例”参照)、堅実な作品制作と柔軟な放送編成を巧みに使い分けて行なうことで、制作会社や視聴者からの信頼を得ている[13]

2008年10月期からは土曜深夜のコンプレックス番組枠においてミニアニメ作品を放映している(2009年4月からは水曜に移動)。

2009年10月期から土曜深夜にも2枠放送している(そのうち1枠はytv制作)。

作品の特徴

誕生初期時代の『剣風伝奇ベルセルク』や近年の『DEATH NOTE』など、若い男性向けの重厚かつハードなものが多いが、女性向けの作品でも秀作・名作を輩出している。(少女漫画原作の『桜蘭高校ホスト部』、『NANA』、『君に届け』や成人女性向けの漫画原作『秘密 〜The Revelation〜 』など。)

放送展開の特徴

日テレのアニメ単独放送枠は近年2枠体制が確立している(2009年7月期からは新作1・再放送1、同年10月期からは新作3・再放送1)が、このうち1枠は関東ローカルもしくは名阪地区(ytv・中京テレビ (CTV) )未ネット作品も再び出現している[14][15]。また、ネット局の放映の遅れの差も大きい[16]

日本テレビで放送された深夜アニメは、CSデジタルでは同局の関連チャンネルである日テレプラスで初出となる例が多い(それ以外ではアニマックスの事例が多い)。また、稀にytv制作の新作深夜アニメ(『エンジェル・ハート』『結界師[17]など)を逆ネットすることもある。
その一方、一部の他民放系BSデジタルで実施されている地上波とBSデジタルの同時期放送は、日テレ系のBS局・BS日テレでは非常に稀である[18]

アニメ実制作会社・販売会社の特徴

同局の関連音楽制作会社バップが制作・販売元である作品がほとんどであり(近年ではNTTドコモとの共同出資組合であるD.N.ドリームパートナーズも制作参加)、また同じく同局が資本参加しているマッドハウスが制作した作品が比較的多い。これらの作品の多くは、日テレを含めて全ての放映局で番組スポンサーを付けない(提供クレジット画面は流れる場合でも、スポンサー表示は一切ない事例がほとんど[19])と言う、地上波他局の深夜アニメには余り見られない、日テレ独特の放映形態を取ることが多い[20]

過去の代表的事例
  • はじめの一歩』(第1シリーズ)・『MONSTER』で、深夜アニメでは稀な4クール以上の放送を実施した[21]
  • 短編アニメ『デジタル所さん』では(ネット局の少ないテレビ東京系を除き)深夜アニメ史上、初めて全ての同系列局(この場合はNNN)で放映した。[22]
  • 日テレ全局をあげてメディア展開した『DEATH NOTE』ではアニメ版の本編終了後に『金曜ロードショー』にて2時間スペシャルが制作・放映されると言う、深夜アニメとしては例の少ない展開をみせた[23]
その他
  • 長らく自社作品におけるハイビジョン制作には消極的であった[24]が、2007年10月開始作品[25]以降はハイビジョン制作・放映となっている。字幕放送に関しては現在のところ、『結界師』が唯一の事例。
  • NNS系列局におけるUHFアニメの放映実績は他系列と比べて少ない方であるが、近年ytvは制作委員会系式での制作に意欲を見せている[26]

テレビ朝日

放送時間

現在休止中

特徴

2000年代半ばに相次いだ放送トラブル[27]の後遺症からか、近年の放送状況は不安定(半年以上レギュラー放送が続いた事が無い)であり、深夜アニメを有力な深夜コンテンツとみなして積極展開している他局の姿勢とは距離を置く。その一方で全日枠には7枠(うち4枠はゴールデンタイム帯。2009年10月現在)と特撮ドラマ2枠があり、そちらは長寿番組も多い。

作品の傾向

ここ最近放送された作品はスクウェア・エニックスのコミック雑誌(いわゆる“ガンガン系”)に連載されている作品を原作としたアニメが多い。また、深夜アニメにおけるハイビジョン制作作品の放送に早くから積極的な局でもある。

参考・テレ朝系列局(ABC・メ〜テレほか)

ABC・メ~テレの現状概要

2007年4月(テレ朝が深夜アニメ一時完全撤退した時期)以降より、放送枠が時期によって増減する不安定な状況が続き、2010年1月現在メ~テレでは長年続いたUHFアニメ枠が消滅[28]。ABCは2009年1~6月期のテレ朝深夜アニメネット枠が終了し、再び[29]深夜アニメ枠がゼロとなった。

メ~テレの簡略的歴史

ABC・メ〜テレでは僅かながら自社制作(共同制作含む)深夜アニメに関与実績があり、そのうちメ〜テレ(名古屋テレビ)は短編帯番組ながらテレ朝(旧:NETテレビ)よりも約30年も早く『六法やぶれクン』を制作した[30]。これは在名局のみならず、在京キー局以外が手掛けた史上初の深夜アニメでもある。

2007年4月期、テレ朝からのネット作品消滅以降は「38年ぶりの同局単独制作」およびハイビジョン制作・放映作品となる“アニフリ”枠を立ち上げ、関東圏ではTOKYO MXにネット供給するなど、制作意欲旺盛な姿勢をみせたかに思えた[31]

しかし、同時期から徐々にメ~テレでの深夜アニメ枠は減少し[32]、結果的にこの姿勢は一時的なものに終わった(現状は上記“ 現状概況 ”を参照)。

ABCの簡略的歴史

ABCの深夜アニメは他局制作作品をネットするという事例がほとんどであり、『単独で』制作にまで関与した作品は2006年に制作した『ガラスの艦隊』が現在のところ唯一の事例である[33]。在阪局としては最後発の深夜アニメ参入であった[34]

一時期はメ〜テレ同様にテレ朝より本数が多い時期があった[35]が、2006年9月、『ガラスの艦隊』放送終了以降は深夜アニメの放送を縮小、2008年はほとんどの期間(深夜)アニメ枠が消失した(現状は上記“ 現状概況 ”を参照)。

その他の局の放送現況
  • かつてはABC・メ~テレ以外でも少数ながらUHFアニメを放映するANN系列局も存在したが、2007年秋以降は放送事例が途絶えた[36]青森朝日放送(ABA)では、過去にわずかながらテレ朝の深夜アニメを夕方枠で遅れて放映したことがある。
  • 九州朝日放送 (KBC) や北海道テレビ放送 (HTB) は在福局および在札局の中でも自社制作番組比率が高く、深夜帯にまで及んでいることから、深夜アニメ・UHFアニメは積極的には放送していない(特にKBCは在福局では放送終了時刻が最も早いため、放映枠の確保もままならない状況である[37]

変則的な放映パターン

TBS系列同様、テレビ朝日系列にも非常に変則的かつバリエーションが豊富な放送パターンが存在している。

TBS

放送時間

木曜日25:29 - ・25:59 - (いずれもBS-TBS(2009年3月までBS-i)にもネット。詳細) 、 金曜日25:55 - (毎日放送(MBS)制作。詳細

※このほか、金曜日25:25 - のバラエティ番組内にミニアニメ放送枠、金曜日26:25 - (本来は中部日本放送(CBC)制作枠)に再放送枠有り。
※TBS・MBS制作作品は字幕放送対応(一部ネット局を除く)。

特徴

全日枠放送作品の自社制作には古くから消極的な同局であるが[42]、深夜アニメに関しては2000年代以降は幅広く多くの作品を自社制作・放送している。特に『苺ましまろ』や『ローゼンメイデン』シリーズ、『CLANNAD』・『けいおん!』など京都アニメーションが制作したアニメ作品などが一部に熱狂的な支持を受けている。また、『ああっ女神さまっ』シリーズはOVA時代から制作に携わっていたことで知られる(スピンオフ作品を除く)。

作品の特徴

黎明期から現在に至るまで、基本的に男子アニメファンを主な対象とした作品を作り続けている。その作風傾向はUHFアニメの傾向に近いものがあり、他局で見られるハードタッチの作品は少なめである(系列局制作作品については下記“参考・TBS系列局(MBS・CBCほか)”を参照のこと)。

放送展開の特徴

下記別項“#変則的な放映パターン”も参照されたい。

TBSの深夜アニメは、もともと子会社のBSデジタル放送局・BS-TBS(旧・BS-i)が開局当時から積極的に深夜アニメを放映し始めた流れを受けた経緯があるため、ほとんどはBS-TBSと同時放送を実施するという大きな特徴がある[43]。よってBSデジタル視聴環境を揃えれば、放送は地上波から数週間~1月ほど遅れはするものの、大抵のTBS制作作品は全国どこでも視聴することが可能である。

地上波では一部作品が関東ローカル放映[44]や、ネット局がMBSだけの作品(いわゆる「名古屋飛ばし[45])、特殊な例として北海道放送(HBC)のみネット[46]の事例がある一方で、東名阪以外の地域のJNN系列局でもネットしている作品もある(『けいおん!』『おおきく振りかぶって』など)。2010年4月期の『けいおん!!」はTBS制作深夜アニメとしては史上初のJNN系列全局ネットになる。

その他
  • 2009年9月までは、BS-TBSでも放送されるTBS制作作品については、画面サイズを16:9で制作していても地上波での放映時は画面の左右をカット(サイドカット)し、4:3サイズの画面に調整して放送していた。(地上波デジタル放送では、画面の両端に黒帯が付いた状態で放送している)[47]。2009年10月期の作品より地上波ネット放送するTBS制作作品でも16:9フルサイズで放送されるようになった[48]
(MBS・CBC制作作品については後述)

参考・TBS系列局(MBS・CBCほか)

MBS・CBCの簡略的歴史

#歴史の項で述べた通り、MBSでは『小松左京アニメ劇場』(1989年)、CBCは『最終兵器彼女』(2002年)で深夜アニメの制作に参入し、それ以降両局制作の深夜アニメが何本か放映されている。TBSが深夜アニメの制作に参入するのは1995年のことなので、MBSはTBSより先に参入したことになる。

2006年以前はTBS側がこれらの作品の逆ネットに消極的であったため、関東圏では独立U局で放映される例がほとんどであった[49]が、後述する経緯を経て、現在TBSでは現在両局制作作品をそれぞれ1枠ずつ逆ネットしている[50]

JNN系列局制作深夜アニメ逆ネット第1号は2006年4月開始の『ウィッチブレイド』(CBC制作)。MBSもCBCに遅れること半年後に開始した『コードギアス 反逆のルルーシュ(第1期)』で初めて逆ネットを果たした。

MBS・CBCにおける放送形態・品質

かつてはTBS制作作品同様、画面サイズを16:9で制作していてもサイドカットして放送していたが、2007年4月以降、両局が制作に関る作品においては「16:9フルサイズ放映」が基本フォーマットとなっている。
映像品質に関しては、徐々にハイビジョン制作作品が増えているものの、放送時はダウンコンバートして放送している例も一部見られる[51]
2007年4月 - 9月に放映されたCBC制作『ロミオ×ジュリエット』において、CBCとTBSでは番組連動型データ放送を実施した。これは深夜アニメ史上初にして現在唯一の事例である。

MBS・CBCにおける放送展開の現況

2003年以降は両局では制作に関与しないUHFアニメも多数ネットしているが、これも先述のようにTBSが両局制作の深夜アニメの逆ネットに消極的であった時期の名残である。その他、表現規制が厳しい傾向が強いTBSと、逆に比較的緩い傾向のあるMBS・CBCとの温度差などが大きな要因と見られる。

TBS制作作品と比べると、MBS制作作品は東名阪地区以外でのネット局が比較的多い(一部のCBC制作作品も)[52]。一方でCBC制作作品に関しては、MBSでの放映がかなり遅れたり、独立U局でのネットになったり、関西圏での地上波放映自体がない事例もある(詳細は後述。逆にMBS制作作品がCBC含めて中京圏では未放映だった作品も1つだけある)。

その他の局の放送現況

系列局によってはTBS制作作品の放送実績が殆どない(『ワンダフル』枠放映短編作品を除く)一方で、MBS・CBC制作作品に関しては放映実績がそこそこある局も存在する(山陽放送(RSK)・熊本放送(RKK)など)。

MBS・CBC以外ではRKB毎日放送北海道放送(HBC)・東北放送(TBC)・中国放送(RCC)がCBCとの共同制作という形で深夜アニメの制作参加の実績があるが、これらの作品は関東圏では全てTBSに逆ネットされず独立U局で放映された。

かつてはMBS・CBC以外でもUHFアニメを比較的多く放映する系列局が多かったが、2008年秋以降やや縮小傾向にある。

変則的な放映パターン

TBS系の深夜アニメは前述・後述する通り、系列局であるMBS・CBCが独自に深夜アニメを多数制作・放送しているため、他系列に比べると非常に変則的かつバリエーション豊富な放送パターンが見られる。このため、特に項目を設けて解説する。

  • 関西圏のみ独立U局へネット[53]
    • 現在最もポピュラーであり、歴史も長い放送パターン[54]
近年の例
  • 深夜アニメの続編を全日枠全国ネット放送
  • UHFアニメの続編をキー局系列深夜アニメとして放送
  • TBS制作だが、自局では放送せずにUHFアニメの形態で放送
  • TBS制作で関西圏独立U局にて放送、逆にMBS制作で関東圏独立U局にて放送
    • 2008年10月期、MBS制作『テイルズ オブ ジ アビス』は関東圏ではTOKYO MXへネットし、2009年1月期にTBS制作の『明日のよいち!』が関西圏ではサンテレビへネットする現象が起きた。中京圏ではCBCが両作品ともネットした。
  • 関西圏のみ夕刻帯放送(本放送当時)
  • 限りなく早朝に近い時間帯で放送
  • アニアニランド』の場合
    • 同枠は15分アニメ『びんちょうタン』と『REC』を2本立てで放送した(TBSとBS-TBSのみ)。このうち、『びんちょうタン』はTBS制作作品だが、TBSやBS-TBSでは編成の都合で途中打ち切りとなったが、MBSでは「エンディング付き『完全版』を全話放送」した。[62]一方、『REC』はMBSでは未放送となった。
  • MBS制作だが、関東圏では異系列キー局で放送
    • MBSが本格的に深夜アニメに参入するきっかけとなった『フォーチュン・クエストL』は、関東圏ではTBSではなく、腸捻転時代にネット関係があった名残で現在も株主に加わっているテレビ東京にて半年余り遅れてネットされた。なお、CBCでは未放送である(MBS制作作品としては唯一の事例)。
  • UHFアニメをTBS系列東名阪ネットで(実質再)放送
    • 2009年10月期には『魔法少女リリカルなのはA's』の再放送を行った。本作は2005年にUHFアニメとして制作・本放送された作品であり、この種のアニメを在京キー局系列で再放送するのは珍しい。

テレビ東京

放送時間

月曜日25:30 - 『アニメノチカラ』、水曜日26:20 - 、木曜日26:15 - 、土曜日22:55-[63] 、 日曜日25:30 - (平日枠の詳細土曜枠の詳細日曜枠の詳細

特徴

深夜アニメ隆盛の礎を築き上げた局であるが、局自体は積極的に制作に関わっているわけではなく基本的には制作会社・スポンサーが放送枠を買い取って放送する作品がほとんどであり[64]UHFアニメに近い制作・放送形態とも言える[65]

他局との熾烈な深夜チャンネル占有率争いの重要なコンテンツとして数年前までは放送時間の変更は極力行われないなど優遇を受けていたが、最近は全ネット局で取り組むスポーツ中継・特別番組などで時間を繰り下げることもある。

自社製作作品では、小学館原作深夜アニメ枠等が過去に存在していた。2010年からはアニプレックスと共同で『アニメノチカラ』というブランド名の深夜アニメプロジェクトを立ち上げている。

作品の特徴

主にアニメファン向けの作品を多数放送し続けてきたが、2000年代初頭からは一般向け・中高年向け作品など多彩な傾向の作品も放送する様になった。また、2006年秋頃からは女性向け作品の放送も増えている。

放送形態の特徴

深夜アニメと全日枠アニメには放送内容的に一種の「境界線」のようなものが漠然と存在し深夜アニメの続編が突如朝の全日枠で放送するなどの事例は少ないが、テレビ東京ではこの「境界線」が曖昧な傾向が見られ下記の通り比較的フレキシブルに枠を選定している。

  • 全日枠作品の続編が深夜帯に放送されるパターン[66][67]
  • 深夜アニメの続編が全日枠で放送されるパターン[68]
  • 内容を一部変更し、全日枠と深夜帯の両方で放送されるパターン[69]
  • 全日枠作品の再放送・傑作選を深夜に放送するパターン[70]

深夜帯放送時には先述した様に放送枠買取形式だった作品でも、全日枠放送の際にはテレビ東京自ら制作に参加する事例が多い(逆も同様)。

放送枠数の現況

近年ではコンテンツ(原作)不足や宣伝効果、コストの問題、表現規制等を敬遠して他系列局やUHF/BS局へ放送をシフトする制作団体増加などの要因によって2007年10月期頃から序々に深夜アニメの放送枠数が減り、バラエティ番組枠や通販番組に変更されている。

その他
  • テレビ東京で放送された深夜アニメはCS放送では同局の関連会社であるAT-Xで初出となる例が多いが、一部例外もある[71]
  • CS放送に力を注ぐ一方、子会社のBSデジタル放送局・BSジャパンでは深夜アニメを2009年10月現在ネットしていない[72]
  • かつて一度だけ系列外であるMBS制作の深夜アニメを放送したことがあった(『フォーチュン・クエストL』)[73]

参考・テレ東系列局(TVO・TVAなど)

テレビ東京以外の系列局(以下“ TXN ”)で一週間の中で深夜アニメ番組を放送する割合が多いのは月曜日や火曜日で局によって2 - 3本。逆に週末は1 - 2本、日曜日はテレビ東京とTVQ九州放送(TVQ)の2局のみ。

テレ東アニメネット放送の現況

かつては関東ローカルの作品も少なくなかったが、現在ではほとんど全ての作品が少なくともテレビ大阪(TVO) ・テレビ愛知(TVA)にネットされている[74]

東名阪以外の系列局(テレビ北海道(TVh) ・テレビせとうち(TSC) ・TVQ)では未放送の作品も目立つ[75]

その一方でTXN系列外の地方局で深夜アニメが放送されることもある[76]

UHFアニメネット放送の現況

TXN各系列局ではソフトメーカー・アニメファンからのニーズに応える形でUHFアニメも放送している。このため、TVAとTVOで放映されるアニメ本数がキー局のテレビ東京よりも多いと言う逆転現象が発生している時期もある(特にTVA)。

  • TVAでは中京圏における実質的な独立U局の代替的な存在となっている(ただし近年では表現規制の厳格化や地上波デジタル放送のカバーエリアの縮小化の影響を受けて、同一エリア内基幹局や独立U局へシフトする傾向が見られる)。
  • TVOでは2007年頃からTVAほどではないが放送作品が増えた時期もあった。
  • TVh・TVQでも1クール中UHFアニメが少数定期的に放送されている[77]
  • 2010年現在、TSCはTXN系列局でUHFアニメの放送実績がわずか4本のみである[78]
(補足)2011年以降のTXN拡大可能性について

2007年5月、テレビ東京の社長定例会見にて、当時の社長が「宮城県広島県静岡県に系列新局を新設[79]、(更に)TVOの放送エリアを兵庫県京都府に拡大したい」という構想を発表している。新局設置予定の各県において新局開設が実現した場合、テレ東との深夜アニメ放映本数対比率がどのように変化するかが一部の好事家に注目されている。

フジテレビ

放送時間

木曜日24:45 - 『ノイタミナ

特徴

2000年代前半に相次いだ放送トラブル(以下“フジショック”)[80]以降、現在では往時よりもかなり少ない枠数になってしまったが、この苦い経験を踏まえ、全ての作品で局側も積極的に関わるような制作・放送体制となっている。

作品の特徴

黎明期からは暫らくの期間比較的ティーンエイジャー向け作品が多かったが、“フジショック”以降しばらくは一般視聴者向けに作られた作品群が多くなった。2000年代後半からは少しずつティーン向け作品への回帰傾向も見られる。

放送展開の特徴
  • 『ノイタミナ』枠作品

東(フジ)・名(東海テレビ/THK)・阪(関西テレビ/KTV)での主要地域を核とし、これにテレビ西日本 (TNC。2006年下半期から) ・新潟総合テレビ (NST。2007年初冬から) を加えた5局を主要レギュラーネット局としている[81]。作品によってはレギュラーネット局以外で放送することもあり、2007年1月 - 6月まで放送された『のだめカンタービレ』(第1シリーズ)ではレギュラーネット局の放送開始後にネット局が急増、『ノイタミナ』史上最多の23局ネット(系列外含む。全日帯での放映や、本放送終了後に放映開始の局もあり)を実現した。
衛星放送での放送は2009年9月期まではCSデジタルで地上波放送終了後に放送することが通例でありBSデジタル放送では一度も放送されなかった。
2009年10月より『NOISE』枠と交代という形で初めてBSフジで最新作『空中ブランコ』の放送が実現した。

※2009年9月まで放送していた『NOISE』枠作品、及びその源流であるフジテレビ土曜深夜アニメ枠についての詳細はそれぞれのリンク先にて参照されたし。

その他
  • 『ノイタミナ』枠開始以降はハイビジョン制作にも積極的であり、それ以降の作品でハイビジョン制作でないものはわずか1作品のみ。字幕放送もほとんどの作品において実施されている。
  • “フジショック”以前、関西圏では独立U局にネットする作品[82]が多かった。
  • 過去に一度だけ、KTV制作の深夜アニメ『ギルガメッシュ』を逆ネットしたことがあった。[83]
  • UHFアニメに関してはKTVとTHK以外のFNS系列局では散発的に放映される程度である。
  • 2010年1月より月1回放送開始の『刀語』は、関西圏ではMBSの異系列ネットとなる(BSフジでもネット)。

表現規制

テレビアニメでの全体的な傾向に関しては、テレビアニメの項を参照されたい。

一般的に深夜番組は、性的描写や暴力描写などへの表現規制規制が緩いと考えられているが、こと深夜アニメに関しては日本国内の放送局は厳しい自主規制を行なっており、1990年代後半[84]以降、特にキー局もしくは準キー局制作のテレビアニメ作品に対する表現の自主規制は厳しさを増す一方である。日本国内においては、欧米諸国や豪州とは違い放送番組に対して明確なレイティング認定を行なう公的機関が未だ創設されていないことが大きな原因であるが、自主規制を実施している局が、その明確な理由や基準を公表していないこともファンの不満や不信感を増幅している一因と言える。このことに関しては将来、映像コンテンツ倫理連絡会議が設立されるため解決される可能性がある。

在京キー局における現状

現在、日本テレビ・テレビ朝日以外の民放テレビ局は深夜アニメの性的・暴力描写に厳しいとされている。

この中でもテレビ東京は「ポケモンショック」を起こした局であることもあって各種規制の始祖的存在であり、特に規制が厳格であるとされる。1990年代以降の一連の規制強化後、同局で放映された深夜アニメで、女性キャラのいわゆる“ パンチラ ”表現が見られた作品は『格闘美神 武龍』だけであり、テレビ東京の規制基準の厳格さが伺える。また、同局の深夜番組でも、他のジャンル(映画やバラエティーなど)では、そのような規制がかけられている例は(表層的に見る限りでは)ほとんどなく、アニメにだけこの様な厳格な規制を課すテレ東の姿勢に対し、制作者やファンなどからは「アニメに対する差別」「一貫性がなさすぎる」との批判が噴出している[85]

一方でTBSは流血描写に関してはテレビ東京以上に厳格な規制を敷いているとされ、TBS制作アニメではその描写をほとんど削除する傾向が見られる(ただし系列局のMBSやCBCはその限りではなく、特にMBSはキー局系ではかなり緩い方に入る。なお、この系列局制作アニメがTBSで放映される場合はTBSだけ規制が入るということはない)。

もっとも、最近では規制を逆手に取って作中で“ネタ”にして笑いに昇華するという演出[86]も見られる。

それ以外の局の傾向

上記に記したようなキー局の規制を嫌った制作サイドは、規制の緩い局に流れる傾向が見られる。在阪局や在名局による制作作品が比較的緩い傾向が見られるほか[87]独立U局を中心に放送されている、いわゆるUHFアニメや、WOWOWで放送しているWOWOWアニメは、この様な流れの中誕生した経緯があり、相当規制が緩く露骨な性的描写を含む作品が放映されたことがあるが、これについては、それぞれの項に詳細が記載されているので、本項では割愛する。

2000年より放送がスタートしたBSデジタル局では特にBS-i(現:BS-TBS)が突出して深夜にアニメに注力しており、性的表現が多々見られた深夜枠第1作『まほろまてぃっく』以降、その後も同種の傾向の作品が少なからず続いている[88]

代表的な例

本作放送までは比較的この種の表現に寛容と考えられていたフジテレビ系で放送することを念頭において制作され、本来は入浴シーンを始め、各種お色気描写がかなり満載となっている。ところがフジはこの作品の本放送開始と時を同じくして規制を厳格に転じ、放送版では大幅な修正を余儀なくされた。その結果、肝心の入浴シーンはもうもうたる湯気で真っ白、ファンには“湯気アニメ”と揶揄される有様であった。性的描写の問題がもっとも先鋭化した問題のひとつとして知られている。(この件に関してはGIRLSブラボー#アニメを参照)。なお、本作の続編は後にWOWOWに移り、「R-15指定相当(年齢制限という訳ではない)」で放映された。[89]
本来AT-Xでの放送を念頭においた作品だったこともあるが、地上波の放送において、女子小学生(相当)キャラクターの裸体および入浴シーン(エロティックなものではなく、作劇上必要かつ自然なもの)に対して修正が入り、物議をかもした(詳細は別項を参照)。
原作では流血シーンやパンチラなどお色気描写が多々存在するが、アニメ版ではその類の描写がほとんど削除され、流血絡みの作品設定も変更を余儀なくされた。

放送版とパッケージ版の差異

テレビアニメの項を参照されたい(UHFアニメなどでも同様の傾向が多々見られる)。

深夜アニメの一覧

深夜アニメ一覧を参照。

余談

テレビアニメの項を参照。

脚注

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関連項目

放送枠別

斜字は過去の枠

深夜アニメ


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