スーパーマリオブラザーズ2
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| ジャンル | アクションゲーム |
|---|---|
| 対応機種 | ディスクシステム(FC-D) ゲームボーイアドバンス(GBA) Wii |
| 開発元 | 任天堂 |
| 発売元 | 任天堂 |
| 人数 | 1人 |
| メディア | FC-D:ディスクカード片面 GBA:カセット Wii:バーチャルコンソール |
| 発売日 | FC-D:1986年6月3日 GBA:2004年8月10日 Wii:2007年5月1日 |
| 売上本数 | FC-D:約265万本 |
『スーパーマリオブラザーズ2』(スーパーマリオブラザーズツー、SUPER MARIO BROS. 2)は、1986年に任天堂から発売されたアクションゲームである。
目次 |
概要
日本国内においては、1986年6月3日に、ファミリーコンピュータ ディスクシステム用として発売。また、1993年7月14日発売のスーパーファミコン用ソフト『スーパーマリオコレクション』に、2000年3月1日発売のゲームボーイカラー(ニンテンドウパワー書き換え専)用ソフト『スーパーマリオブラザーズデラックス』に、リメイクされて(GBC版は隠しモードで)収録。前作『スーパーマリオブラザーズ』に新要素を加え、難易度も更に難しく作られた作品であり、タイトル画面には"FOR SUPER PLAYERS"と追記されている。
2004年8月10日には『ファミコンミニ ディスクシステムセレクション』シリーズの1つとしてゲームボーイアドバンスに移植された。また、2007年5月1日からWiiのバーチャルコンソールソフトとしてWiiショッピングチャンネルで配信されている。また、ファミコンのカセット版『スーパーマリオブラザーズ2』も存在する[1]。
一方インターネットオークションなどで同様なソフトが出品されて落札価格が数千円~数万円となるものの、全て日本国外の任天堂ではない会社が制作したソフト(海賊版)である。例えば、
- ワールドA~D(後述)に行くために必須の星が最初から8つ付いている
- タイトル画面でBボタンを押すとワールドを、Aボタンでステージを、1つ先へ飛ばせる
- ワールド1からワールド4まではプレイ可能だがワールド5以降は不可能(続行はできるが内容はワールドA~D)
- スコアの上の表示が「MARIO」ではなく「SCORE」
- ルイージを選択してもスコア上の表示が「MARIO」で、マリオとルイージの性能差がない
- 緑パタパタのジャンプ距離が前作と同じ
- ワールド9-4(後述)のブロックで書かれた文字が「アリガトウ!」ではなく「THANK YOU!」
など、中途半端な内容が目立つ。
略称は「スーパーマリオ2」「スーマリ2」「マリオ2」「SMB2」。ディスクライターでの累計書き換え回数は第1位を誇る。
基本的なシステムは前作と同じだが、いくつかの点で前作とは異なっている(後述)。
スーパーマリオシリーズの中でも最上級の難易度を誇ると言われ、序盤からかなりの難易度となっている。
ゲームのストーリーは1作目と同じであり、現在では難易度やステージ構成を変えたパラレルワールドという位置付けとなっているが、一部1990年代の雑誌や攻略本などでは「前作からの直接的な続編」と記されており「さらにパワーアップしたクッパがピーチをさらい、今回はルイージも共に戦う」といったことが書かれているものも存在する。
日本国外での展開
日本国外ではその難易度の高さから当初はリリースされず、同名の全く異なる内容のゲーム(『夢工場ドキドキパニック』のキャラクター差し替え版。詳細は『スーパーマリオUSA』を参照のこと)が発売されることとなった。
本作の日本国外でのリリースは、スーパーファミコンでのリメイク作を収録した『スーパーマリオコレクション』を待たなければならなかった。『スーパーマリオコレクション』の日本国外版では、本作は"Super Mario Bros. The Lost Levels"(失われた舞台)というタイトルで収録された。
なお、オリジナルのディスクシステム版は、日本国外のWiiバーチャルコンソールにてNES(日本国外版ファミリーコンピュータ)のゲームの一つとして、"Super Mario Bros. The Lost Levels"というタイトルで配信されている(ゲーム内のタイトル画面は日本版のSUPER MARIO BROS. 2のまま)[1]。
本作の特徴
前作と比べて、敵キャラや目的などは大きく変わってはいない。しかし、難易度が前作と比較にならないほど上がり、クリアするのは至難の業であった。難易度が大幅に上がったことでミスをする機会も多くなったため、前作では裏技扱いであったいわゆる無限増殖を意識し、随所でそれを行えるステージ設計がなされている(1-1の最初からいきなり実行できる箇所がある)。ただし、前作と同様に一定の人数を超えてしまうと、残り人数がマイナス値扱いされ、一度のミスでゲームオーバーになってしまうため、厳密には「無限」増殖ではない(『スーパーマリオコレクション』版及び『スーパーマリオブラザーズデラックス』では128人になった時点で1UPしなくなる)。
『ファミ通』創刊号の裏表紙はこのゲームの全面広告だった。なお、紙面には1ページこのゲームの紹介が載っているだけだった。
選べるキャラクター
前作は1人用か2人用で、2人用でプレイする場合はコントローラIを操作する人がマリオを操作し、コントローラIIを操作する人はルイージを操作するようになっていたが、本作では1人プレイ専用に変更され、マリオとルイージを選択できるようになった。マリオは前作とさほど変わらない標準的な操作感であったが、ルイージはマリオに比べ「ジャンプ力が高い代わりに非常に滑りやすい」という動きに癖のあるキャラクターであり、操作に慣れるには熟練を要した。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
追加要素
- 毒キノコ
- 前作にも登場した「スーパーキノコ」「ファイアフラワー」に加え、「毒キノコ」が登場した。取るとダメージを受ける(取ったときスーパーマリオ以上だとチビマリオに戻り、ノーマルだと1ミス。さらにダメージ直後の無敵時間でも取るとミスとなってしまう)。敵キャラクターではなくアイテム扱いのため、触れると消滅する。また、スターを取ったときの無敵時間で触れてもダメージを受けずに消滅する。1-1の序盤から早速登場し、前作に慣れたプレーヤーが「キノコだからパワーアップアイテムだ」と思ってうっかり取ってしまい1ミスとなることが相次いだ(ただし、他のキノコと区別できる色合いではある。本編は茶色。リメイク版の『スーパーマリオコレクション』及び『スーパーマリオブラザーズデラックス』では紫色で、判別しやすいようドクロマークが描かれていた)。
- 逆ワープ
- 先のワールドへ行けるワープゾーンは健在だが、新たに前のワールドに戻されてしまうワープゾーンも登場した(3-1から1-1へ、8-1から5-1へ)。原理的にはここを回り続ける限りは最終ステージに行かずに済むため、カウンターストップを目指して得点を稼ぐこともできる。
- 3-1のワープゾーンは左横に自滅用の穴も作られているが、8-1で入ってしまった場合、タイムアップを待つという手段しかない。
- 逆さ土管
- 5-1より登場する。中には逆さのパックンフラワーが住んでいる。通常の土管とは異なり、中に入れるタイプが存在しない。
- スーパージャンプ台
- 緑色のジャンプ台。画面外にまで飛んでしばらく落ちてこないほどのジャンプが可能。7-3、C-3など主に足場の悪いステージに登場し、プレイヤーには見えないマリオ(またはルイージ)を操作することが求められる。一定時間後に突然落下してくるので、その際の着地の制御がやや難しいが、基本的にはコインの枚数が表示されている辺りから落ちてくる。
- 追い風
- 「嵐」とも呼ばれる。5-1より、あらかじめ決められた区間で登場する(『スーパーマリオブラザーズデラックス』には未登場)。突然吹き始め操作が難しくなる(何もせずにいるとスクロール方向へ流される)が、スクロール方向へのジャンプの飛距離が高まる。これを利用した壁抜けという裏技も存在する。
- 敵キャラクターの追加
細かい変更点
- 敵を踏んだときのジャンプ力
- 敵を踏みつけた時の跳ね上がりが高くなり、敵を踏み台にして穴の向こう側へ渡るという技が可能となった。この技を(特にパタパタに)使わないと先へ進むことができないステージが数多く存在する。
- ブレーキ音
- ダッシュ中、進行方向とは逆の十字キーを押した時に「キュキュキュッ」というブレーキ音が入るようになった。
- 緑色のパタパタ
- 前作よりも跳ねる時の飛距離が長い。
- コンティニュー
- 前作に続きゲームオーバーになったワールドの最初(ステージ1)からやり直すことができるコンティニュー機能が設定されている。前作では隠しコマンドであったが、本作では正規のコマンドとなった。『スーパーマリオコレクション』も同じ。
- クッパ城及び水中面のザコ
- 前作では最終面以外のクッパ城及び水中面には特定の敵しか登場しなかったが、本作では様々なザコ敵が登場(水中のノコノコなど)するようになった。なお、水中の敵はファイアボール以外では倒せない。また、クッパ城にしか登場しなかったファイアバーが地上面や水中面にも登場するようになった。
- 低空飛行ジュゲム
- 前作のジュゲムは画面上部に滞空していたが、本作の一部のステージでは画面中央の高さに滞空するジュゲムも登場する。
- 隠れパワーアップ
- 前作には隠れコインブロックは存在したが、隠れパワーアップブロックは存在しなかった。なお、隠れ毒キノコも存在する。
- ポール越え処理
- 前作はゴールのポールを跳び越える事が予期されておらず、下手に進んでしまうと永久ループとなりタイムアップを待つことしかできない状況に置かれたが、本作は進んだ先にワープゾーンがあるか、先に進めないように処理してある。
- グラフィック
- 前作に比べて背景の絵など多少改良が施されている。スーパーキノコ・1UPキノコにも目が追加された。また、地上面や地下面の床の画像パターンが変更され、前作と比べて隠しブロックの位置の特定がしづらくなっている。ピーチ姫のグラフィックも変更されている。リフトもキノコの形をしている。リメイクのマリオコレクションでは前作と同じ画像だった。リメイク(SFC・GBC)版では1UPキノコと毒キノコの区別が分かるように毒キノコの色を紫色にした。
- エンディング曲
- 前作のエンディング曲はAパートのみの曲だった。本作ではA・Bパートの2部構成になった上で曲がループせず終了する(リメイクのマリオコレクション版はクラシックバージョンでのA.Bパートの2部構成)。尚、「ファミコン サウンド ヒストリー シリーズ「マリオ ザ ミュージック」」では、エンディングのBGMだけ「マリオ1」と上記の様に違う為、「マリオ2」からの唯一の収録BGMとして収録されている。
- ループ面
- 前作でも城の面で所定のルートを通らないとループするステージは存在したが、本作では城の面以外でも所定の土管に入ったり、つるを登らないと先に進めずにループするステージが存在する。『2』では、3-4と6-4と8-4の城と5-3のアスレチック面と7-2の地上面と8-2の地上面がループだった。正しい道を通ったか?と判定するため『スーパーマリオコレクション』版の場合は『スーパーマリオワールド』で使われた正解音と不正解音のチャイムが鳴る(『スーパーマリオブラザーズデラックス』版でもチャイムが鳴る)。
ワールド9およびワールドA~D
このゲームには一定の条件を満たすことにより出現する隠しワールドが5つ存在している(『スーパーマリオブラザーズデラックス』には未収録)。
- ワールド9
- ワープゾーンを使わずに8-4をクリアすることにより出現(3-1などに出現する逆ワープも含む)。なお、それまでにコンティニューは何度やっても構わない。8-4クリア時点で残り人数は得点に精算されるため、残り人数が1になってのスタートとなる(すなわち、ミスすると即ゲームオーバー)。ステージ構成が水没した地上マップ(空中を泳ぎ回ることが出来る)だったり、不自然なブロック配置の城マップだったりするが、これは前作におけるバグ技「256ワールド(アンダーカバー)」へのオマージュであるとも言われている。このワールドのステージ4をクリアすると、若干の待ち時間の後、9-1に戻されてエンドレスで1~4が続く。『マリオコレクション』版ではワールド終了後にワールドA-1に飛ばされるほか、残り人数の清算は行われない。
- このワールドではゲームオーバーになってもコンティニューができず、その代わりスタッフからのメッセージが表示される。ステージ4ではここまでプレイしてくれた人への感謝の意味と思われる「アリガトウ!」と読めるブロック配置がなされており、(水没ステージのため、ほとんどの敵は障害にはならないが)本作に登場する主要なザコ敵が登場している。また、ステージ4としては唯一ゴールにポールが立っている。
- ワールドA~D
- 1~8ワールドを8周することでプレイが可能になる(当初は12周と記された文献もあったが誤り)。この個々の周回においてはワープを使っても良い。クリアした周回数がタイトル画面に★マークで現れ、8つ以上集めた上でAボタンを押しながらゲームを開始することでA-1からのスタートとなる(任意のステージを選択することはできない)[2]。リメイク版の『マリオコレクション』に収録されたものは1周でこのステージが選択できるようになる(ワープして8-4をクリアした後、あるいは1度もワープせずに9-4をクリアした後)。
- なお、オリジナル版では途中スタートが存在するが、リメイク版では途中スタートは廃止されている。
- また、この隠しワールドのみクッパがワールド6~8と同じくハンマーを投げるが、炎を吐かない(リメイク版でのクッパの正体はA・ノコノコ(赤)、B・プクプク、C・キラー、D・2匹ともクッパ)。
- アンダーカバー
- 『2』では前作で話題となったアンダーカバーの話は出てこない。これは前作のような「テニス」のファミコンカセットを使ったステージセレクトがなくなったために、容易に任意のステージを選択できなくなったためである。なお、解析した結果、1024ワールド存在するらしいとの結論が出ている[2]。
ゴール時のボーナス
通常ステージ(x-1~x-3)
- 花火
- 本作では花火が打ち上がる法則が変更された。ゴール時にコイン枚数の一の位とタイムの一の位が同じになった場合に花火が上がる(奇数なら3発、偶数なら6発)。
- 1UPボーナス
- コイン枚数の一の位と十の位を揃えて(いわゆるゾロ目、コインを全く取っていない「00枚」の状態も含む)、ゴール時にタイムの一の位がそれらと同じ数字であった場合は1UPする。この時は掴まった場所の高さによる得点ボーナスはないが、同時に花火の条件も満たしているため、花火は通常と同じように打ち上がる。
クッパ城ステージ(x-4)
- タイムボーナス
- 本作ではx-4をクリアした時もタイムボーナスが加算されるようになった。なお、クッパ城の場合に限り、残りタイム0でクリアすると、残りタイムが1000とみなされ、50,000点のボーナスが入る。これはあくまで「クッパ城」の場合だけであり、クッパは出てくるがポールにつかまることがクリア条件となる9-3、そもそもクッパ城ではない9-4ではこのルールは適用されない。
- 残数ボーナス(最終ステージである8-4とD-4のみ)
- ピーチ姫を助けると、残り人数が得点に精算される(1人につき10万点)。ただし、残り人数が128を超える(1ミスで即ゲームオーバーになる)状態では、このボーナスは入らない(『マリオコレクション』版では消滅)。
テレビCM
テレビコマーシャルでは『ゼルダの伝説』と同時に紹介され、所ジョージと間下このみが出演していた。2人はことごとくゲーム中にミスをする(さらにリンクとマリオに「へたくそ!!」とまで言われる)が、「ムカッとくるけどやめられない!」とゲームの面白さをアピールしていた。ミスすることでこのゲームの難易度の高さも暗喩されていた。
出典
外部リンク
カテゴリ: ディスクシステム用ソフト | ゲームボーイアドバンス用ソフト | バーチャルコンソール対応ソフト | マリオブラザーズ | 1986年のコンピュータゲーム
