赤バス

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赤バス(あかバス)は、大阪市交通局の小型ノンステップバスによるコミュニティバスである。名称は車体の色に由来しており、公募によって決定された。運賃は100円均一。このため100円バスの役割もある。

運行は、大阪市と大阪市交通労働組合の共同出資により設立された大阪運輸振興に赤バスの全てを委託している。

一般の大型バス路線ではカバーしきれない、各区内の住宅地と病院・商店街・鉄道駅・区役所などの公共施設をきめ細かく結ぶ地域密着型公共交通サービスとして、2000年5月20日に試験的に5路線での運行を開始。2002年1月27日に21路線で本格的な運行を開始した。

目次

概要

2007年4月現在31路線が運行され、超小型の車体ゆえに通常のバスでは走行困難であった地区への路線開設や市交通局職員の(定年退職後の)雇用確保には一定の成果を挙げている。ただし運行時間帯が短く(18時頃で運転を終了する系統もある)通勤に使いにくいことや、待ち時間を考えると徒歩移動の方が速いケースもあるため利便性が高いとはいえない部分もある。

近年は都心部の路線を中心に減便傾向が続いている。また地域によっては微妙な路線の変動が激しいところもある。2008年3月30日には赤バス初めての路線廃止があり、中央区を運行していた中央ループ天満橋谷町四丁目下寺町→中央区役所→天満橋)が廃止された。また2008年6月1日には西ループ地下鉄西長堀→本田一丁目→安治川トンネル前→西区老人福祉センター→地下鉄西長堀)が廃止された。 また、大阪市交通局は、赤バスが市営バスの赤字体質の一因となっているとして、赤バスを2010年度末までに全廃する意向を打ち出している。 東成区の赤バス(現東成環状)は、平成14年1月27日に運行を開始したが、平成21年8月31日の運行を最後に廃止決定。(2009年7月15日告示) [1][2]

スルッとKANSAIカードの印字は、大阪市営バスの通常の路線バスの印字とは異なり「大交BUS」と表示される。これは、通常の路線バスと赤バス間の乗り継ぎの際に運賃の割引があるため、どちらのバスに乗車したのかを判別するためと考えられる。

路線図

現行路線(2009年3月29日現在)

運行は古市酉島住之江長吉の各営業所で担当。

参考路線図(大阪市交通局:赤バス路線図

古市営業所担当

  • 長柄東~大淀中 (201号系統):北区を担当する路線。
  • 京橋~毛馬 (202号系統):都島区を担当する路線。
  • 淀川区役所~加島駅 (212号系統):淀川区を担当する路線。
  • 西淡路~区役所 (213号系統):東淀川区の西側を担当する路線。
  • 東淀川東ループ(内回り) (213号系統):東淀川区の東側(内回り)を担当する路線。
  • 東淀川東ループ(外回り) (213号系統):東淀川区の東側環状(外回り)を担当する路線。
  • 東成環状(内回り) (214号系統):東成区の環状内回りを担当する路線。
  • 東成環状(外回り) (214号系統):東成区の環状外回りを担当する路線。
  • 旭ループ (216号系統):旭区を担当する路線。
  • 城東北ループ (217号系統):城東区の北側を担当する路線。
  • 城東南ループ (217号系統):城東区の南側を担当する路線。
  • 鶴見ループ (218号系統):鶴見区を担当する路線。

酉島営業所担当

  • 福島ループ (203号系統):福島区を担当する路線。
  • 此花ループ (204号系統):此花区を担当する路線。
  • 西淀川ループ (211号系統):西淀川区を担当する路線。

住之江営業所担当

  • 港ループ (207号系統):港区を担当する路線。
  • 大正ループ (208号系統):大正区を担当する路線。
  • 天王寺ループ (209号系統):天王寺を担当する路線。
  • 浪速ループ東 (210号系統):浪速区の東側を担当する路線。
  • 浪速ループ西 (210号系統):浪速区の西側を担当する路線。
  • 阿倍野ループ (219号系統):阿倍野区を担当する路線。
  • 住之江ループ (220号系統):阿倍野区を担当する路線。
  • 住吉ループ (221号系統):住吉区を担当する路線。
  • 西成西ループ (224号系統):西成区の西側を担当する路線。
  • 西成東ループ (224号系統):西成区の東側を担当する路線。

長吉営業所担当

  • 生野北ループ (215号系統):生野区の北側を担当する路線。
  • 生野南ループ (215号系統):生野区の北側を担当する路線。
  • 東住吉北ループ (222号系統):東住吉区の北側を担当する路線。
  • 東住吉南ループ (222号系統):東住吉区の南側を担当する路線。
  • 平野区役所~地下鉄南巽 (223号系統):平野区の西側を担当する路線。
  • 平野区役所~地下鉄南巽 (223号系統):平野区の東側を担当する路線。

車両

赤バス車両(オムニノーバ・マルチライダー)
赤バス車両
(オムニノーバ・マルチライダー)
斜め後ろから
斜め後ろから

車体はボルボ関連会社でスウェーデンオムニノーバ・テクノロジー社製造のマルチライダーを使用している(オムニノーバ社は倒産後ボルボ100%子会社とされ業態を変え社名を変更し存続している。車両製作関連事業は英国企業に売却されたがマルチライダーの製造は終了された)。 メルセデス・ベンツ・スプリンター(T1N)トランスポーターT1Nをベースとするコミュニティバス仕様が合計13台』も存在する。

1台当たり約2000万円を投じて導入した特殊仕様であるが、故障が多く約5年半で352件発生した(一般バスの8~12倍)。その結果、維持管理費も割高となった(一般バスの2倍)。

2000年の運行開始に備え20台、2002年の路線拡充時に50台を導入している。

なお、その後オムニノーバ社が倒産した等の事情により、2005年の第三次路線拡充の際にはフルフラット構造ではないメルセデスベンツ・T1Nをベースとしたミニバスを13台導入した。しかし当時の輸入元だったダイムラークライスラー日本も、三菱ふそうトラック・バスダイムラー・クライスラーの子会社になったことに伴い、同車をはじめとする商用車の輸入業務から撤退している。

乗車人数

2002年7月における全路線の1便あたり乗客数は16.1人/便(2008年度調査 13人/便)となっており、事業性は最低の評価である(国土交通省1 コミュニティバス関係 導入効果が認められる事例)。平成21年度の平均乗客密度見込みはわずか4.0人と「乗用車並み」にとどまっており、廃止が検討される要因になった。 最大乗車定員は座席と吊革数では25人で中型自動車第二種免許で運行できるが、大阪運輸振興の路線業務も含まれるために大型自動車第二種免許の運転免許が必要となる。

その他

  • 2006年8月7日から、ベビーカーを折りたたまずに乗車できるようになった。ただし、車両内部が狭いために折りたたみ乗車が倫理上必至である。
  • 赤バスのキャラクターも設定されている。名称は「アカバスチャン」。

参考データ

大阪市営交通機関一日乗車人員(約)

  • 地下鉄 230万人
  • 市バス(通常路線) 20万人
  • ニュートラム 7万人
  • 市バス(赤バス) 0.7万人(推定)

脚注

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関連項目


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