GeForce

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GeForce 7800GT
GeForce 7800GT

GeForce(ジーフォース)は米NVIDIA社のグラフィックアクセラレータ(GPU)のブランド名である。雑誌などでは、「GF」「ゲフォ」等と略されることがある。

1999年に発表されたGeForce 256を筆頭に、その後8世代に渡って、対抗となるATI(現AMDRADEONと共にグラフィックス・テクノロジーを先導している。2009年5月現在の主力はGeForce 200 シリーズである。

目次

概要

多くのビデオチップ開発メーカーがひしめき合っていた時期において、NVIDIAは「開発スピードの速さ」という点で突出していた。

同社のグラフィックアクセラレータ製品はGeForceをベースに、ノートパソコン向けに『GeForce Go(8世代からはGeForce M)』シリーズ、ワークステーション向けにOpenGL処理を向上させた『Quadro』シリーズを展開している。

GeForceシリーズはその名称でビデオチップの大まかな相対性能を知る事ができる。なお、2008年6月17日発表のGeForce GTX 200シリーズより従来のGeForce4 Tiシリーズから使われていた命名規則を一新した。 これまでの命名規則では最後に置かれていた、性能指標であるアルファベットを前に置きクラスを表すものとし、後の三桁の内、最初の一桁で世代を、残り二桁の数字でその世代での性能差を表している。

具体例を挙げると「GTX 260」ならば GTX→クラス 2→世代 60→性能指標である。

  • クラス
GeForce GTX ***ハイエンド
GeForce GT ***パフォーマンス
GeForce GTS ***
GeForce GS ***メインストリーム
GeForce G ***ローエンド
GeForce ***(無印)
  • 性能指標
GeForce * *9*上位
GeForce * *8*
GeForce * *7*中位
GeForce * *6*
GeForce * *5*
~*0*
下位

旧世代の製品(GeForce 9シリーズ以前)は基本的に、同世代間であれば搭載GPUのクラスを示す型番の数字と性能指標で性能比を判別可能で、型番末尾2桁の部分でさらに細かく性能比を判別出来る。

例として、「8600 GT」ならば 8→世代 6→クラス 00→バージョン GT→性能指標である。それぞれ

  • クラス
GeForce *9**ハイエンド
GeForce *8**
GeForce *7**メインストリーム
GeForce *6**
GeForce *5**
~*0**
ローエンド
  • 性能指標
GeForce **** GTX最高位
GeForce **** Ultra
GeForce **** GT上位
GeForce **** GTS
GeForce ****(記号なし)中位
GeForce **** GS
GeForce **** SE下位
GeForce **** LE

と言った形で判別可能であり、上記の「8600 GT」の例では「8シリーズのメインストリームビデオカードの上位機種」であることがわかる。ただし、後述する第8世代の製品の一部には性能指標の規則性に沿わないものが存在した。
しかし現在のハイエンドである、GeForce GTXシリーズからは上記の性能指標とは違う命名規則が採用されており、ミドル、ローエンドの現行製品もその規則に則ったものに置き換えていく方針である。

なお同数同指標の製品でもベンダーによって性能には差違があるので、導入の際には確認が必要である。

それぞれのクラスにすべての性能指標のモデルがあるわけではなく、同一世代間では「あるクラスの上位の性能指標のモデルが、ナンバーの大きいクラスの下位製品に勝る」といった現象は基本的には起こらない。Ultraはハイエンドチップの製造過程での選別品を用いて製造されるエンスー向けモデルであり、新シリーズの立ち上げ後暫く経過してから発売される。

歴代の製品

この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています

GeForce 256

GeForce 256は、NVIDIAが開発したGeForceシリーズ初の製品である。1999年8月31日発表。開発コードネームは NV10

同社のビデオチップ製品 RIVA シリーズの後継製品で、DirectX 7に対応。これまでCPUで行っていたT&L処理を実行する機能を備えており、こうした製品は総括して GPU (Graphics Processing Unit) と呼ばれるようになった。最大128MBまでのビデオメモリ容量、SDR(シングルデータレート)のSDRAM/SGRAMに対応していたが、後にDDR(ダブルデータレート)に対応した。前世代のハイエンドRIVA TNT2 Ultraと比較すると、コアクロックやメモリクロックは低下しているものの、Riva TNT2の二倍の4パイプラインのレンダリングエンジン、二基のジオメトリエンジンを搭載しており、性能が大幅に向上した。

当時、最大のライバルであった3dfxに対し、事実上勝利した事を印象づけた製品でもある。

  • GeForce 256[Core:120MHz Mem:150(SDR版)/300MHz(128bit)]

GeForce2

GeForce2 GTS

GeForce2 GTS(ジーフォース・ツー・ジーティーエス)は、GeForceシリーズの第二世代製品である。 2000年4月25日発表。開発コードネームは NV15

GeForce 256に改良を加え、テクセルフィルレートは1ギガテクセル毎秒を突破(GeForce 256の実に3倍以上を達成)。製品に与えられた GTS とは、ギガテクセルシェーダ (Giga Texel Shader) を意味している。後に、GeForce2 GTSのコア、メモリクロックを向上させた GeForce2 Ultra(ジーフォース・ツー・ウルトラ)、メモリクロックのみ向上させた GeForce2 Proが発売された。 元々、NV15は設計段階からメモリクロック400MHzに対応していたが、GeForce2 GTS発売時にはクロックが333MHzのメモリしか調達できなかった為、スペック的に制限がかかっていた。

  • GeForce2 GTS[Core:200MHz Mem:333MHz(128bit)]
  • GeForce2 Pro[Core:200MHz Mem:400MHz(128bit)]
  • GeForce2 Ultra[Core:250MHz Mem:460MHz(128bit)]

GeForce2 MX

GeForce2 MX
GeForce2 MX

GeForce2 MX(ジーフォース・ツー・エムエックス)(コードネームNV11)は、GeForce2シリーズの廉価製品である。GeForce 256の製造プロセスルールを180ナノメートルに微細化したもの。パイプラインを2つ減らし、メモリバスを半分に抑える事によってコストを抑えている。 性能的には前世代のハイエンドグラフィックボードであるGeForce 256とほぼ同じであり、人気を集めた。派生としてGeForce2 MX 200GeForce2 MX 400が発売された。GeForce2 MXの対応メモリは64か128bitのSDRメモリ、64bitのDDRメモリであるが、GeForce2 MX 200は64bitのSDRメモリのみ、GeForce2 MX 400は128bitのSDRメモリ、64bitのDDRメモリに対応している。

  • GeForce2 MX 200[Core:175MHz Mem:167MHz(64bit、SDR)]
  • GeForce2 MX[Core:175MHz Mem:333MHz(64bit、DDR)]
  • GeForce2 MX 400[Core:200MHz Mem:333MHz(64bit、DDR)]

GeForce2 Ti

GeForce2 Ti(ジーフォース・ツー・ティタニウム)は、GeForce3シリーズ発売後に、GeForce Titaniumシリーズとして発売された廉価製品である。GeForce2 Ultraを置き換える製品であるが、スペックはメモリクロック以外は同一のものである。性能もメモリクロック低下分だけ落ちる。

  • GeForce2 Ti[Core:250MHz Mem:444MHz(128bit)]


GeForce3

GeForce3
GeForce3

GeForce3(ジーフォース・スリー)は、GeForceシリーズの第三世代製品である。2001年2月に発表された。開発コードネームは NV20。 バーテックスシェーダ・ピクセルシェーダー nfiniteFX を搭載し、DirectX 8に対応。 最初にGeForce3が発売され、その後GeForce Titaniumシリーズとして、GeForce3 Ti 500GeForce3 Ti 200が発売された。 これらはGeForce3のそれぞれ高クロック、低クロック版であり、オーバークロックすることで上位版とほぼ同じ性能となることから、GeForce3 Ti 200が人気を集めた。

マイクロソフトゲーム機XboxにはGeForce3相当のGPUを統合したチップセットが採用されている。

  • GeForce3 Ti 200[Core:170MHz Mem:400MHz(128bit)]
  • GeForce3[Core:200MHz Mem:460MHz(128bit)]
  • GeForce3 Ti 500[Core:240MHz Mem:500MHz(128bit)]


GeForce4

GeForce4 Ti

GeForce4 Ti4200
GeForce4 Ti4200

GeForce4 Ti(ジーフォース・フォー・チタニウム)は、GeForceシリーズの第四世代製品である。2002年の2月に発表された。 開発コードネームは NV25

GeForce3を大幅に改良した製品であり、アンチエイリアス機能が強化された。人気オンラインゲーム (MMORPG)、ファイナルファンタジーXIをプレイするために、手頃な価格ながら十分な性能を有していたローエンド製品 GeForce4 Ti 4200 に人気が集中した。 GeForce4 Ti 4800GeForce4 Ti 4800 SEはそれぞれGeForce4 Ti 4600GeForce4 Ti 4400をAGP 8Xに対応させた製品であり、仕様では変化していない。

  • GeForce4 Ti 4200[Core:250MHz Mem:250MHz(128bit)]
  • GeForce4 Ti 4400[Core:275MHz Mem:500MHz(128bit)]
  • GeForce4 Ti 4600[Core:300MHz Mem:650MHz(128bit)]
  • GeForce4 Ti 4800 SE[Core:275MHz Mem:500MHz(128bit)]
  • GeForce4 Ti 4800[Core:300MHz Mem:650MHz(128bit)]


GeForce4 MX

GeForce4 MX
GeForce4 MX

GeForce4 MX(ジーフォース・フォー・エムエックス)は、GeForce4世代の廉価版製品である。開発コードネームは NV17。製品名ではGeForce4シリーズの一製品であるが、コードネームはGeForce2 MXのNV11に次ぐものであり、事実上GeForce2 MXの改良版といった位置づけの製品である。GeForce2 MXと比べ、コアクロックとメモリクロックが引き上げられ、メモリバス幅も最大128bitに拡張(一部64bitの製品もある)され、「Lightspeed Memory Architecture II」というGeForce4 Tiシリーズにも採用されているビデオメモリの帯域幅をより効率よく使うための機能を搭載しているため、GeForce2 MXより、およそ倍の性能になっている。しかし、GeForce4 Tiシリーズとは違い、DirectX 8の技術の一つであるピクセルシェーダーに対応しておらず、実質的にはDirectX 7世代のカードである。GeForce4 MXシリーズはAGP2.0(4X)対応であったが、AGP3.0(8X)対応のGeForce4 MX 440 With 8Xも販売された。

  • GeForce4 MX 420[Core:250MHz Mem:166MHz(64bit、SDR)]
  • GeForce4 MX 440[Core:270MHz Mem:400MHz(128bit)]
  • GeForce4 MX 440 With AGP 8X[Core:270MHz Mem:500MHz(128bit)]
  • GeForce4 MX 460[Core:300MHz Mem:550MHz(128bit)]


GeForce FX

GeForce FX(ジーフォース・エフエックス)は、GeForceシリーズの第五世代製品である。発表は2002年の11月である。

第5世代でありながらGeForce5でなくGeForce FXとなっているのは、買収した3dfxの技術を導入されていることによる。ただし、NVIDIAのドライバダウンロードサイトでは、GeForce 5 FXという表記になっている。

VLIWのプログラマブルシェーダを搭載し、DirectX 9に対応。NVIDIA拡張として、DirectX 9.0aに対応。OpenGLは、2.0に対応する。

特徴的なデザインとして、ピクセルシェーダーは非常に高いクロックで駆動する1機のみであり、シェーダーの演算結果を出力するROPも全モデルで4本しかない(当時の表現で4ピクセルパイプ)、という点が挙げられる。高速な1機のピクセルシェーダの演算結果を、4本のROPに順次流し込むというデザインは、シェーダユニットの動作やバスアクセスタイミングが、全て同時に行われるわけではない点に着目している(CPUでのスーパーパイプライン処理に類似する)。したがって、最上位の5900系から最下位の5200まで、ピクセルパイプとしては全て4本である。最上位のFX 5900/5800系列は、仮想8パイプ相当と公称されているが、この数値が達成されるのは、カラー・Z圧縮が最大限に効いた場合である。

また、DirectX 9.0では、実質的にATIがリファレンスデザインであり、同時期のATIが自社GPUのサポートファンクションを基準に、他社製GPUに対するFUDを行っていた。これら、実数バッファ、MRT、テセレータと言った機能は、ATIのGPU自身でも実用には殆ど使われなかったが、実数フォーマットに関しては、FXでもハード的にサポートしているとコメントしつつ、対応ドライバを出す事は無かった。結局、対応したのは、後継製品のGeForce 6が発売された後であり、実数テクスチャのみ対応がなされた。この時期は、NVIDIAの対応が非常に消極的だったため、商品サイクル終了まで、FXは劣勢に立たされたままだった。

商品としては、殆ど良い点が無かったFXであるが、シェーダリソースの動的な管理、ピクセルシェーダでのテクスチャの扱いにほぼ制限が無い点、DX10で正式に導入された指数付き整数フォーマット(ERGB)をサポートした、など技術的には見るべき点もあった。

この世代より、GPUの消費電力の増大とともにその冷却手段が課題となっていった。特に、ハイエンドモデル、さらに最初に発売される製品は製造プロセスルールが1世代古いものでハイエンドとして発売されることから、発熱は巨大なものとなっている。その多大な発熱を処理するため、高性能製品には大きな冷却機構を必要とするようになった。

Windows XP用のデバイスドライバは、バージョン175.19でサポートが終了した。Windows Vistaに関しては、当初は対応が予定されていたが、RTM版(6000以降)用のバージョン96.85のβドライバが存在するのみ。なお、このVista用βドライバは、パフォーマンスが非常に低く、また細かいバグが残っているが、FXファミリのサポートが終了した為に、更新予定は無い。

また、FXファミリの派生として、PCI Expressバスに対応したGeForce PCXシリーズも2004年2月18日に発表された。これは市場に出た初めてのPCI Express対応ビデオカードであるが、AGPネイティブ対応であるGeForce FXに、PCI Express high-speed interconnect(PCX HSI)と呼ばれるブリッジチップを載せる事でPCI Expressバスに対応したものであり、PCI Expressネイティブ対応はGeForce 6シリーズからになる。

GeForce FX 5200

GeForce FX 5200
GeForce FX 5200
  • GeForce FX 5200 SE
  • GeForce FX 5200 [Core:250MHz Mem:400MHz(128/64bit)]
  • GeForce FX 5200 Ultra [Core:325MHz Mem:650MHz(128bit)]

GeForce FXシリーズのローエンド向けモデル。開発コードネームは NV34。新世代GPUであるが、プログラマブルシェーダを用いない場面での性能の面では前世代のGeForce 4 Ti 4200に劣る。

GeForce FX 5500

GeForce FX 5500
GeForce FX 5500
  • GeForce FX 5500 [Core:270MHz Mem:400MHz(128/64bit)]

FX 5200の後継。実質的には、GeForce FX 5200の高クロック品である。開発コードネームは NV34

GeForce FX 5600

  • GeForce FX 5600 SE
  • GeForce FX 5600 XT [Core:230MHz Mem:400MHz(128bit) / Core:325MHz Mem:550MHz(64bit)]
  • GeForce FX 5600 [Core:325MHz Mem:550MHz(128bit)]
  • GeForce FX 5600 Ultra [Core:350/400MHz Mem:700/800MHz(128bit)]

GeForce FXシリーズのメインストリーム向けモデル。開発コードネームは NV31

GeForce FX 5700

  • GeForce FX 5700 LE [Core:250MHz Mem:800MHz(128/64bit)]
  • GeForce FX 5700 [Core:425MHz Mem:メーカーに依存(800MHz程度)(128bit)]
  • GeForce FX 5700 Ultra [Core:475MHz Mem:900MHz(128bit)]

GeForce FX 5600シリーズの後継モデル。実装されている付加機能の関係から、設計そのものは、FX 5900系を下敷きにしているとされる。開発コードネームは NV36

GeForce FX 5800

  • GeForce FX 5800 [Core:400MHz Mem:800MHz(128bit)]
  • GeForce FX 5800 Ultra [Core:500MHz Mem:1000MHz(128bit)]

GeForce FXシリーズの最初の製品でハイエンド向けモデル。開発コードネームは NV30

これまでにない冷却機構 FX Flow(エフエックス・フロー)を搭載していたが、動作音の大きさから不評を買った(アメリカなどではダストバスターと呼ばれていた)。FX Flowは、拡張ブラケットスペースを2個占有し、シロッコファンを用いて機外より外気を吸入して機外に排出するというもの。ちなみに、FX 5900の発表会ではNVIDIAのスタッフ自らがFX 5800をドライヤー代わりに使ったり、FX 5800の熱をコーヒーやバーベキューに利用したりといった、自虐的なジョークビデオが流された[1]。なお、FX 5900発表後は、NVIDIAのWebからも存在が抹消された。しかしその後、高性能グラフィックカードで大型ファンを搭載した製品が大半を占めるようになっている。

GeForce FX 5900

  • GeForce FX 5900 XT [Core:390MHz Mem:700MHz(256bit)]
  • GeForce FX 5900 SE [Core:350MHz Mem:700MHz(256bit)]
  • GeForce FX 5900 [Core:400MHz Mem:850MHz(256bit)]
  • GeForce FX 5900 Ultra [Core:450MHz Mem:850MHz(256bit)]

GeForce FX 5800シリーズの後継モデル。開発コードネームは NV35

FX Flowではなく、5900シリーズではコアクロックとメモリクロックを下げ、従来の冷却機構に戻している。ただし、GPUの設計がリファインされ、メモリバスの幅が2倍になった事もあり、トータルでの性能は変わらない(ベンチマークでは若干性能が改善されている)。しかし一部のメーカーでは冷却に余裕を持たせる為に隣の拡張スロットにはみ出すような形状のものが多かった。

GeForce FX 5950

  • GeForce FX 5950 Ultra [Core:475MHz Mem:950MHz(256bit)]

FX 5900の後継。実質的には、FX 5900の高クロック選別品。開発コードネームは NV38

GeForce PCX

  • GeForce FX 5300 [Core:250MHz Mem:400MHz(128bit)]
  • GeForce FX 5750 [Core:425MHz Mem:500MHz(128bit)]
  • GeForce FX 5900 [Core:400MHz Mem:850MHz(256bit)]

PCI Expressに対応したFXファミリ製品。ブリッジチップによる対応である。 PCX 5300はFX 5200と同じNV37、PCX 5750はFX 5500と同じNV34、PCX 5900は FX 5900と同じ、NV35チップを使用している。

GeForce 6 Series

GeForce 6 Series(ジーフォース・シックス・シリーズ)は、GeForceシリーズの第六世代製品群である。2004年4月14日発表。

スーパースカラーのプログラマブルシェーダを搭載し、DirectX 9に対応。PCI ExpressとAGPの両方に対応するアーキテクチャ。シェーダを動画再生支援に利用する PureVideo(ピュアビデオ)を搭載。PCI Express版のハイエンドモデルには2枚のビデオカードを特殊なブリッジコネクタで直結することで実現するマルチGPU技術 SLI(エスエルアイ)、ローエンドモデルにはメインメモリの一部をVRAMとして割り当て共有する TurboCache(ターボキャッシュ)が搭載されている。

GeForce 6150/GeForce 6100

AMD向けチップセット、GeForce 6100/nForce 400シリーズのノースブリッジ。GPU部は6200系のものを使用している。

GeForce 6200

GeForce 6200 with TurboCache
GeForce 6200 with TurboCache
  • GeForce 6200 [Core:300MHz Mem:500MHz(64/128bit) pp4 vp3]

GeForce6シリーズのローエンド向けモデル。それまでのGeForceローエンドチップに比べて3D描画性能が大きく底上げされており、前世代のミドルレンジ並みの性能を発揮する。 NVIDIAの公式呼称はいずれもGeForce 6200であるが、3種類のコアがある。

NV43V
当初はローエンド専用モデルが開発されていなかったため、メインストリーム向けモデルであるGeForce 6600(NV43)の機能を一部殺した廉価版を投入。PCI Expressネイティブコアであり、AGPにはブリッジで対応。
NV44
PCI Expressの双方向性を生かし、ビデオメモリを削減してメインメモリで代用することでシステム全体の価格を引き下げるターボキャッシュ(TC)技術を搭載した製品。PCI Express専用。
NV44A
AGP接続にブリッジを用いないAGPネイティブコアであり、AGP専用。通称GeForce 6200A。

GeForce 6500

  • GeForce 6500 [Core:400MHz Mem:666MHz(64bit) pp4 vp3]

GeForce 6200の後継。 ターボキャッシュ(TC)技術を搭載している。コアは高速化された NV44を使用している。

GeForce 6600

  • GeForce 6600 LE [Core:425MHz Mem:500MHz(128bit) pp4 vp3]
  • GeForce 6600 [Core:300MHz Mem:メーカーに依存(500MHzから550MHz程度) pp8 vp3]
  • GeForce 6600 GT [Core:500MHz Mem:1000MHz(128bit) pp8 vp3]

GeForce 6シリーズのメインストリーム向けモデル。SLIに対応している。PCI Expressネイティブコアであり、AGPにはブリッジで対応。開発コードネームは NV43


GeForce 6800

  • GeForce 6800 LE [Core:300MHz Mem:600/700MHz(256bit) pp8 vp3]
  • GeForce 6800 XT [Core:325MHz Mem:600MHz(256bit) pp8 vp4]
  • GeForce 6800 [Core:325MHz Mem:700MHz(256bit) pp12 vp5]
  • GeForce 6800 GTO [Core:350MHz Mem:900MHz(256bit) pp12 vp5]
  • GeForce 6800 GS [Core:425MHz Mem:1000MHz(256bit) pp12 vp5]
  • GeForce 6800 GT [Core:350MHz Mem:1000MHz(256bit) pp16 vp6]
  • GeForce 6800 Ultra [Core:400MHz Mem:1100MHz(256bit) pp16 vp6]

GeForce6シリーズのハイエンド向けモデル。SLIに対応している。UltraとGTとGTOの場合、開発コードネームは NV40及びにNV45(PCI-E用とAGP用)。GSの場合はNV40及びにNV42、無印とXTはNV40NV41、それにNV42。そしてLEはNV40のみとかなり分かりにくい。AGPネイティブコアのAGP対応版、AGPネイティブコアとブリッジチップを並べて実装したPCI Express対応版、PCI Expressネイティブコアが混在する。因みにPCI Expressネイティブコアとされているが、6800系のコアはAGPネイティブコアのNV40に前述したPCX HSIを組み込み、ワンチップ化したものであり、(フルスペックのNV45、機能制限したものがNV41、NV41を110nmプロセスに移行させたものがNV42)厳密にはPCI Expresネイティブコアではない。

GeForce 7 Series

GeForce 7 Series(ジーフォース・セブン・シリーズ)は、GeForceシリーズの第七世代製品群である。2005年6月22日発表。GeForce 6シリーズをもとに大幅な改良を施され、ワットあたりの性能が向上した。また、この世代の開発途中から開発コードネームがNV+数字からG+数字に変更されている。

GeForce 7050PV / GeForce 7025

nForce 630aを統合したAMD向けチップセットのGPU。なお、チップセットはワンチップでできている。DVI出力にも対応する。GeForce 7050PVはGeForce 7025に比べPure Videoに対応している点、HDMIの出力にも対応する点が異なる。

GeForce 7100 Series

  • GeForce 7100 GS [Core:350MHz Mem:533MHz(64bit) pp4 vp3]

GeForce 7シリーズで最もローエンドのモデル。内容としてはGeForce 6200と同じもので、機能差は無い。

GeForce 7200 Series

  • GeForce 7200 GS [Core:450MHz Mem:800MHz(64bit)]

GeForce 7シリーズのローエンド向けモデル。開発コードネームは G72

GeForce 7300 Series

  • GeForce 7300 SE [Core:450MHz Mem:500MHz(64bit)]
  • GeForce 7300 LE [Core:450MHz Mem:600MHz(64bit) pp4 vp3]
  • GeForce 7300 GS [Core:550MHz Mem:800MHz(64bit) pp4 vp3]
  • GeForce 7300 GT [Core:400MHz Mem:800MHz(128bit) pp8 vp4]

GeForce 7シリーズのローエンド向けモデル。7300 GTはシェーダーの数やメモリバンド幅がほかの7300シリーズと違うため、比較的性能が高い。開発コードネームは7200と同じ G72だが、7300 GTのみG73のダイを使用している。

GeForce 7600 Series

  • GeForce 7600 GS [Core:400MHz Mem:800MHz(128bit) pp12 vp5]
  • GeForce 7600 GT [Core:560MHz Mem:1400MHz(128bit) pp12 vp5]

GeForce 7シリーズのメインストリーム向けモデル。開発コードネームは G73

GeForce 7800 Series

  • GeForce 7800 GS [Core:375MHz Mem:1200MHz(256bit) pp16 vp6]
  • GeForce 7800 GT [Core:400MHz Mem:1000MHz(256bit) pp20 vp7]
  • GeForce 7800 GTX [Core:430MHz Mem:1200MHz(256bit) pp24 vp8]
  • GeForce 7800 GTX512 [Core:550MHz Mem:1700MHz(256bit) pp24 vp8]

GeForce 7シリーズのハイエンド向けモデル。開発コードネームは G70。7800 GTX以降、NVIDIAのハイエンドカードは横に長いサイズとなっている。

GeForce 7900 Series

  • GeForce 7900 GS [Core:450MHz Mem:1320MHz(256bit) pp20 vp7]
  • GeForce 7900 GT [Core:450MHz Mem:1320MHz(256bit) pp24 vp8]
  • GeForce 7900 GTO
  • GeForce 7900 GTX [Core:650MHz Mem:1600MHz(256bit) pp24 vp8]
  • GeForce 7900 GTX Duo(OEM販売のみ)
  • GeForce 7900 GX2(OEM販売のみ)

GeForce 7800シリーズの後継モデル。GeForce 7900 GTX Duo、GeForce 7900 GX2はQuad SLIに対応している。開発コードネームは G71

GeForce 7950 Series

  • GeForce 7950 GT [Core:550MHz Mem:1400MHz(256bit) pp24 vp8]
  • GeForce 7950 GX2

GeForce 7900の上位または後継モデル。GeForce 7950 GX2はQuad SLIに対応している。

GeForce 8 Series

画像:G80 GeForce8800GTS 320MB.jpg
GeForce 8800GTS(G80)

GeForce 8 Series(ジーフォース・エイト・シリーズ)は、GeForceシリーズの第八世代製品群である。

前世代まで、ピクセルシェーダとバーテックスシェーダに分離していたシェーダユニットは、ストリーミングプロセッサに統合された。この統合型シェーダーユニットの事を「ユニファイドシェーダー」と呼ぶ。G80コアの8800モデルは動画再生支援機能であるPureVideoが前世代であるGeForce 7 シリーズと同じVideoProcessor1(VP1)のサポートに留まり、G84コアG86コアG92コアではHD動画再生支援を持つPureVideo HDVideoProcessor2(VP)がサポートされた。 DirectX 10 Shader Model 4.0、Quantum Effects、HDCP(HDCPについてはオプションとなるものもあり)などをサポート。DirectX 10.1のGPUの仮想化は非対応。

GeForce 8200/8100

GeForce 8シリーズをベースにした統合GPUを搭載したチップセット。AMD製CPU向け。GeForce 6・7系の統合GPUはnForceに内蔵されたが、このシリーズからチップセット名もGeForceと呼ばれるようになり、nForceとは別個の製品となった。

GeForce 8300 Series

製品名コア名 (プロセス)コアクロック (SPクロック)メモリクロック[1] (バス幅)SP数SLIPhysXCUDADirectX
GeForce 8300 GSG86 (80nm)???MHz (???MHz)???MHz (64bit)16×××10.0

GeForce 8シリーズのローエンド向けモデル。対応メモリはDDR2 メーカーOEM(組み込み向けモデル)なので個人が手にする機会は少ない。

GeForce 8400 Series

製品名コア名 (プロセス)コアクロック (SPクロック)メモリクロック[1] (バス幅)SP数SLIPhysXCUDADirectX
GeForce 8400 GS (G86)G86 (80nm)450MHz (900MHz)800MHz (64bit)16×10.0
GeForce 8400 GS (G98)G98 (65nm)567MHz (1400MHz)1000MHz (64bit)8×10.0

GeForce 8シリーズのローエンド向けモデル。対応メモリはDDR2。下記の"GeForce 8500 GT"のメモリバス幅を64bitに削減したものである。Hybrid SLIに対応している。

GeForce 8500 Series

製品名コア名 (プロセス)コアクロック (SPクロック)メモリクロック[1] (バス幅)SP数SLIPhysXCUDADirectX
GeForce 8500 GTG86 (80nm)450MHz (900MHz)800MHz (128bit)162-way10.0

2007年4月17日(日本時間)発表。開発コードネームは G86。GeForce 8シリーズのローエンド向けモデル。対応メモリはDDR2。Hybrid SLIに対応している。

GeForce 8600 Series

製品名コア名 (プロセス)コアクロック (SPクロック)メモリクロック[1] (バス幅)SP数SLIPhysXCUDADirectX
GeForce 8600 GTG84 (80nm)540MHz (1190MHz)1400MHz (128bit)322-way10.0
GeForce 8600 GTSG84 (80nm)675MHz (1450MHz)2000MHz (128bit)322-way10.0

2007年4月17日(日本時間)発表。開発コードネームは G84。GeForce 8シリーズのメインストリーム向けモデル。対応メモリはGDDR3

GeForce 8800 Series

G80
製品名コア名 (プロセス)コアクロック (SPクロック)メモリクロック[1] (バス幅)SP数SLIPhysXCUDADirectX
GeForce 8800 GTS(G80)G80 (90nm)500MHz (1200MHz)1600MHz (320bit)962-way10.0
GeForce 8800 GTXG80 (90nm)575MHz (1350MHz)1800MHz (384bit)1282-way10.0
GeForce 8800 UltraG80 (90nm)612MHz (1500MHz)2160MHz (384bit)1282-way10.0
GeForce 8800 GTX
2006年11月9日(日本時間)発表。
GeForce 8800 GTXはGeForce 7900 GTXから動作速度はあまり向上していないが、GPUに統合型シェーダユニットを128個内蔵して能力を向上させており、諸々のベンチマークソフトで「7900 GTX」のSLIを超える結果を出しており、性能が大幅に伸びた。SLIコネクタが2つ備えられており、デイジーチェーンで接続する事で3WAY-SLIに対応する。また、PCI Express補助電源コネクタも2系統接続する。対応メモリはGDDR3。メモリバスは384bitと変則的になっている。最大消費電力177W。
GeForce 8800 GTS
2006年11月9日(日本時間)発表。
GeForce 8800 GTXと同時に発表された。2007年2月13日、グラフィックメモリを320MBに削減した廉価モデルが発表、発売された。メモリバスは320bitに削減されている。PCI Express 補助電源コネクタ、SLIコネクタは1系統。
GeForce 8800 Ultra
2007年5月2日発表。
GeForce 8800 GTXをより高クロックで動作させたGeForce 8シリーズ最上位製品。GeForce 8800 GTXよりも高クロックながら、改良により最大消費電力が177Wから175Wに若干減少している。しかしリファレンスクーラーはより巨大なものを採用している。クロック以外の仕様は8800 GTXに準ずる。

G80世代において、リファレンスデザインではどれも2スロット占有型の大型ファンを搭載している。

G92
製品名コア名 (プロセス)コアクロック (SPクロック)メモリクロック[1] (バス幅)SP数SLIPhysXCUDADirectX
GeForce 8800 GSG92 (65nm)550MHz (1375MHz)1600MHz (192bit)962-way10.0
GeForce 8800 GTG92 (65nm)600MHz (1500MHz)1800MHz (256bit)1122-way10.0
GeForce 8800 GTS 512MB(G92)G92 (65nm)650MHz (1625MHz)1940MHz (256bit)1282-way10.0

2007年11月9日(日本時間)発表。GeForce 8シリーズのハイエンド向けモデル。

開発コードネームは 、8800 GTXなどの初期のモデルはG80、8800 GT以降のモデルG92とされている。

後発になるGeForce 8800 GTは、65nmプロセス技術を採用して消費電力を下げたほか、メモリバス幅が256bitに縮小、搭載可能なメモリ量が512MBに減ったものの、コアクロックとシェーダクロックが向上している(後から1GB版もリリースされた)。さらに次世代DVDの再生支援などを含むVideo Processor 2が実装されている。性能は同GTXと同GTSの中間ほどで、従来のグレード表記の逆転が起きていた。リファレンスデザインでは、発熱が減ったことで1スロットに収まるファンを搭載している。

また2007年12月には PCI Express 2.0 などに対応した新型 GeForce 8800 GTS 512MB(G92)が発売され、上記の逆転現象は解消された。

GeForce 9 Series

GeForce 9 Series(ジーフォース・ナイン・シリーズ)は、GeForceシリーズの第九世代製品群である。DirectX 10.1の対応はしていない。現状、DX10のアプリケーションが充実していないことやDX10.1の普及がまだ先との判断から実用上問題ないと判断されている。回路幅が65nmのものと、55nmのものがある。また、このシリーズには8 Seriesのリネームが多い。

GeForce 9300/9400

製品名コア名 (プロセス)コアクロック (SPクロック)メモリクロック[1] (メモリ形式)SP数SLIPhysXCUDADirectX
GeForce 9300G86 (80nm)450MHz (1200MHz)800MHz(DDR2)/1333MHz(DDR3)(UMA)1610.0
GeForce 9400G86 (80nm)580MHz (1400MHz)800MHz(DDR2)/1333MHz(DDR3)(UMA)1610.0

GeForce 9シリーズの統合GPUを搭載したチップセット。Intel製CPU向け。グラフィックメモリはメインメモリの一部を利用する、UMA(Unified Memory Architecture)方式を採用し、LFB(Local Frame Buffer)の方式はサポートしていない。

GeForce 9300 Series

製品名コア名 (プロセス)コアクロック (SPクロック)メモリクロック[1] (バス幅)SP数SLIPhysXCUDADirectX
GeForce 9300 GSG98 (65nm)/G98b (55nm)567MHz (1400MHz)1000MHz (64bit)16×10.0

GeForce 8400GSのリネーム品。G98コアの、55nm版も流通していると言われている。

GeForce 9400 Series

製品名コア名 (プロセス)コアクロック (SPクロック)メモリクロック[1] (バス幅)SP数SLIPhysXCUDADirectX
GeForce 9400 GTG96 (65nm)/G96b (55nm)550MHz (1400MHz)800MHz (128bit)16×10.0

2008年8月26日(米国時間)発表。GeForce 9シリーズのローエンド向けモデル。補助電源コネクタが搭載されていない。

GeForce 9500 Series

製品名コア名 (プロセス)コアクロック (SPクロック)メモリクロック[1] (バス幅)SP数SLIPhysXCUDADirectX
GeForce 9500 GTG96 (65nm)/G96b (55nm)550MHz (1400MHz)1000MHz(DDR2)/1600MHz(GDDR3) (128bit)322-way10.0

2008年7月29日(米国時間)発表。GeForce 8600 GTの後継とされる、GeForce 9シリーズのバリューモデル。9400 GT同様、補助電源コネクタが搭載されていない。

GeForce 9600 Series

GeForce 9600GT(59W)
GeForce 9600GT(59W)
製品名コア名 (プロセス)コアクロック (SPクロック)メモリクロック[1] (バス幅)SP数SLIPhysXCUDADirectX
GeForce 9600 GSO (G92)G92 (65nm)550MHz (1375MHz)1600MHz (192bit)962-way10.0
GeForce 9600 GSO (G94b)G94b (55nm)650MHz (1625MHz)1800MHz (256bit)482-way10.0
GeForce 9600 GTG94 (65nm)/G94b (55nm)650MHz (1625MHz)1800MHz (256bit)642-way SLI10.0
GeForce 9600 GT (59W)G94b (55nm)600MHz (1500MHz)1800MHz (256bit)642-way SLI10.0
GeForce 9600 GT (59W/low)G94b (55nm)600MHz (1500MHz)1800MHz (128bit)642-way SLI10.0
GeForce 9600 GSO(G92)
GeForce 8800 GSと同一のコアを採用し、ほぼ同等のスペックを持つ。9600 GTより下位におかれていたものの、SP数が多いため、条件によっては9600 GTを上回る性能を出すこともある。搭載メモリ量は384/768MB。
GeForece 9600GSO(G94b)
NVIDIAからの公式発表はないものの、2008年12月に55nmプロセスのG94bを採用するマイナーチェンジを行った。型番こそ変更はないものの 中身はまったく別物になり、明確に9600 GTの下位におかれるようになった。搭載メモリ量は256/512MB。
GeForce 9600 GT
2008年2月21日(米国時間)発表。開発コードネームは G94。GeForce 9シリーズのメインストリーム向けモデル。対応メモリはGDDR3。メモリインタフェースが256bitとなり、前シリーズのGeForce 8800 GTに近い性能を出せるようになっている。消費電力は96W。
GeForce 9600 GT(59W)
GeForce 9600 GT Green Editionとも呼ばれ、GeForce 9600 GTのコアを55nmにシュリンクしたG94bを搭載し、コアクロックを落とす事で消費電力が59Wまで落ち、補助電源が不要となった製品。消費電力は59W。
当初Green Editionとして発表されたが、NVIDIAの製品ページには59W版として掲載され[2]、これを搭載したビデオカードも"9600 GT"の補助電源不要版として発売されている。NVIDIAから公式にはアナウンスはされていないが、ROPユニット数を8基に下げてメモリクロックバス幅が128bitに下げられた仕様の物も流通しており[3]、物議を醸し出している。

GeForce 9800 Series

製品名コア名 (プロセス)コアクロック (SPクロック)メモリクロック[1] (バス幅)SP数SLIPhysXCUDADirectX
GeForce 9800 GTG92 (65nm)/G92b (55nm)600MHz (1500MHz)1800MHz (256bit)1122-way10.0
GeForce 9800 GT (75W)G92b (55nm)550MHz (1375MHz)1800MHz (256bit)1122-way10.0
GeForce 9800 GTXG92 (65nm)675MHz (1688MHz)2200MHz (256bit)1282/3-way10.0
GeForce 9800 GTX+G92b (55nm)738MHz (1836MHz)2200MHz (256bit)1282/3-way10.0
GeForce 9800 GX2G92 (65nm)600MHz (1500MHz)2000MHz (512bit[256bitx2])256[128x2]Quad10.0
GeForce 9800GX2
2008年3月18日(米国時間)発表。GeForce 9シリーズのハイエンド向けモデル。対応メモリはGDDR3。HybridPower、Hybrid SLI、PureVideo HDに対応。
GeForce 9800 GX2では単体でのSLI動作が可能なため、SLI非対応のマザーボードでもSLI(2-way)が構築可能。また、Quad SLIに対応し、GX2を2枚使用することで運用可能。Quad SLI時には4つのGPUがそれぞれ1フレームごとにレンダリングする4way-AFRとして動作する。しかし、Windows Vistaのみで動作し、単体(4枚)と、Quad SLIの切り替えのみとなる。
GeForce 9800 GTX
2008年4月1日(日本時間)発表。GeForce 9シリーズのハイエンド向シングルチップモデル。9800 GTX、同 GX2はG92コアであり、特にGTXはGeForce 8800 GTS(G92)のクロックアップ版に近く(3-Way SLIに対応しており、ただのクロックアップ版ではない)、GeForce 8800 GTX、同 Ultraに性能で劣る場面がある。
GeForce 9800 GTX+
2008年6月19日(米国時間)発表。日本では7月26日発売。9800 GTXを55nmにシュリンクしたG92bコアを採用し、その分クロックを増やして性能を上げている。また、ベンダーによっては6ピン仕様のPCI Express補助電源コネクタが一つだけのマイナーチェンジ版が存在する。Hybrid SLIに対応。
GeForce 9800 GT
2008年7月29日(米国時間)発表。前世代にあたるはずのGeForce 8800 GTと全く同じ(チップ上の刻印まで同じ)ものがある一方で55nmにシュリンクした製品もあるなど消費者にわかりにくい製品になっていた。55nm版はHybrid Powerに対応している。消費電力は105Wといわれている。
GeForce 9800 GT(75W)
GeForce 9800 GT Green Editionとも呼ばれ、GeForce 9800 GTのコアクロックを落とす事で消費電力が75Wまで落ち、補助電源が不要となった製品。

GeForce 100 Series

GeForce 9000 Seriesのリネーム版とされている。

GeForce 100 Series

製品名コア名 (プロセス)コアクロック (SPクロック)メモリクロック[1] (バス幅)SP数SLIPhysXCUDADirectX
GeForce G100G98b (55nm)567MHz (1400MHz)1000MHz (64bit)8×10.0
GeForce GT 120G96b (55nm)500MHz(1400MHz)1000MHz (128bit)322-way10.0
GeForce GT 130G94b (55nm)500MHz (1250MHz)1000MHz (192bit)482-way10.0
GeForce GTS 150G92b (55nm)738MHz (1836MHz)2000MHz (256bit)1282/3-way10.0

GeForce 100シリーズはすべてOEM向けであり、一般ユーザー向けには市販されていない。

GeForce 200 Series

GeForce 200 Series(ジーフォース・200・シリーズ)は、2008年6月17日に発表された、GeForceシリーズの第10世代製品群である。GeForce 8800以来、1年半以上にわたり、NVIDIAのハイエンドを担ってきた、G80/90系コアの後継となるべく開発された。開発コードは65nmのものはGT200、55nmのものはGT200bもしくはGT206と呼ばれる。GeForce/Tesla第二世代の意味であるという。

なお、これ以降NVIDIAのGPUの命名規則が変更されたが、後述のGTSシリーズがリネーム品(実質二世代前の製品のシュリンク版)であったり、OEM向けとして発表されたGTシリーズのみ最新プロセスの使用とDirectX 10.1への対応など型番や製品ラインナップが9シリーズ同様非常に分かりづらくなっている。

GeForce GTX 200 Series

製品名コア名 (プロセス)コアクロック (SPクロック)メモリクロック[1] (バス幅)SP数SLIPhysXCUDADirectX
GeForce GTX 260GT200 (65nm)/GT200b[GT206] (55nm)576MHz(1242MHz)1998MHz (448bit)192/2162/3-way10.0
GeForce GTX 275GT200b[GT206] (55nm)633MHz (1404MHz)2268MHz (448bit)2402/3-way10.0
GeForce GTX 280GT200 (65nm)602MHz (1296MHz)2214MHz (512bit)2402/3-way10.0
GeForce GTX 285GT200b[GT206] (55nm)648MHz (1476MHz)2484MHz (512bit)2402/3-way10.0
GeForce GTX 295GT200b[GT206]x2 (55nm)576MHz (1242MHz)1998MHz (896bit[448bitx2])480[240x2]Quad10.0
GTX 280
シングルチップで、デュアルチップのGeForce 9800 GX2と同等程度の性能を持つ。
それ以上に、これまでGPUの強力な並列演算能力を他分野に生かそうというCUDAテクノロジに最適化されているほか、PhysXテクノロジにも対応しており、GPUを単なる3D描画装置以上に使うNVIDIAの戦略に沿った製品である。
これにより、医療分野や天文分野など専門的な分野のみならず、たとえば動画のエンコードを革新的に高速化するといった利用方法が期待されており、一部で始まってもいる。
ただし、9 Series同様DirectX 10.1には対応していない。
同じチップを使い、よりGPUコンピューティングに特化したモデルがTeslaである。
65nmプロセスにおいて、576mm2の巨大なチップゆえに発熱も大きく、価格も高い。
最大消費電力は236Wとこれまでより増えているが、なんらかの省電力時専用回路が搭載されたようで、アイドル時の消費電力は逆に低下しており、Hybrid SLIにも対応しているため、対応したnForceチップセットと組み合わせて使えば、Hybrid Powerモードにより低負荷時に消費電力を0にできる。
GTX 280は起動に8ピン仕様と6ピン仕様のPCI Express補助電源コネクタが必須である。
GTX 260
GTX 260はGTX 280のコアの一部を無効にしたものである。2008年の秋頃以降に製造された製品からはsp数が1ユニット分増えている。また、GT200b(GT206)を搭載し、消費電力を削減した個体も確認されているが、店頭での区別はほぼ不可能である。
GTX 295
2008年12月18日(米国時間)発表。55nmのGT200b(GT206)チップを2基搭載した製品で、GeForce 9800 GX2同様、二つの基板の間に冷却機構を挟む構造をとっている。2009年6月にはシングル基板のモデルも各社から販売されており、冷却機構がGTX 285などに近い形となった。消費電力は289W。
単体のビデオカードとして、RADEON HD 4870 X2より場合によっては50%以上高速である。また、Quad-SLI構成時にはGTX 285の3way-SLIより25%ほど高速。
GTX 285
2009年1月8日(米国時間)発表。55nmに微細化したGT200b(GT206)を採用し、GTX 280のクロックを向上させながら消費電力を改善した。
GTX 280から1割程度性能が向上している。消費電力は183W。
消費電力がGTX 280より削減されたために、8ピン仕様と6ピン仕様のPCI Express補助電源コネクタの二系統から、6ピン仕様のPCI Express補助電源コネクタ二系統に変更された。
正式なものではないが、ASUSから独自設計でGTX 285を2基搭載(今までのNVIDIAのデュアルチップ製品同様、二つの基板の間に冷却機構を挟む構造をとっている)したものが発売されている。GTX 295より23%~75%高い性能を発揮する。
GTX 275
2009年4月2日 (日本時間) 発表。55nmのGT200b(GT206)チップを採用し、一部機能を制限した製品である。スペック的にはSP数が240、メモリインタフェース448bitとなり、GTX 295のワンチップ版と言える性能である。消費電力が最大219Wと、GTX 275の上位にあたるGTX 285より高く、GTX 285の選別に漏れたチップをGTX 275に回しているとの推察が出来る。外部電源は6ピン仕様のPCI Express補助電源が二系統となる。この製品はAMDのATI Radeon HD 4890の発表から三時間後に発表され、明確に対抗製品である事を伺わせた。また、メーカーの独自派生製品であるが、GTX 275とGTS 250(メモリインターフェースを192bitに削減した物)という異なるチップを、PCI Express 2.0対応のブリッジチップ、nForce 200によって動作させて、GTS 250をPhysX演算専用コアとして使うカードも発売されている[2]。外見、構造共にシングルPCB版GeForce GTX 295のリファレンスデザインとよく似ている。

GeForce GTS 200 Series

製品名コア名 (プロセス)コアクロック (SPクロック)メモリクロック[1] (バス幅)SP数SLIPhysXCUDADirectX
GeForce GTS 240G92b (55nm)675MHz (1620MHz)2200MHz (256bit)1122-way10.0
GeForce GTS 250G92b (55nm)738MHz (1836MHz)2200MHz (256bit)1282/3-way10.0

2009年3月3日(米国時間)発表。200番台が付番されているが、コア自体はGT200bではなくG92bであり、実質的にGTS 250は9800 GTX+と同じ製品、GTS 240は9800 GTの周波数向上版である。 ただし、値段も大幅に安くなったほか、基板の設計の改良により消費電力が削減されており、その結果GTS 250は補助電源コネクタが6ピン1個になり(9800 GTX+は2個)、基板の長さも短くなった。また、新たに1GB版が登場した。 GTS 240は、OEM向けであり、一般ユーザー向けには市販されていない。

GeForce GT 200 Series

製品名コア名 (プロセス)コアクロック (CUDAコアクロック)メモリクロック[1] (バス幅)CUDAコア数SLIPhysXCUDADirectX
GeForce 210GT218 (40nm)589MHz (1402MHz)1000MHz (64bit)16×10.1
GeForce GT 220GT216 (40nm)625MHz (1360MHz)1380MHz (128bit)48×10.1
GeForce GT 240GT215 (40nm)550MHz (1340MHz)1800MHz(DDR3)/2000MHz(GDDR3)/3400MHz(GDDR5)(128bit)96×10.1
210
GT 220

2009年7月9日(日本時間)、NVIDIA公式Webサイトにて発表。発表当初はOEM向けの先行発売品となっていた。GeForce 210とGT 220の特徴はGeForceシリーズ初となる40nmプロセスによる量産品であり、NVIDIAのデスクトップ向けGPUとして初めてDirectX 10.1に対応した製品であるという事である(NVIDIAはノート向けGPU、GeForce GTS/GT/G 2*0 MシリーズにおいてDirectX 10.1に初めて対応している)。立場的にはGeForce 210とGT 220はそれぞれGeForce 9400 GTとGeForce 9500 GTに置き換わるものとなっているが、その中身は新プロセスによって作られた全くの別物であり、性能自体も置換先の製品に比べ一回り向上している。

GT 240

2009年11月17日(米国時間)発表。NVIDIAのデスクトップ向け製品としては初めてGDDR5に対応している。GT200系コアとして初めてミドルレンジを対応する製品であり、GeForce 9600 GTの後継製品でもあるが、DirectX 10.1に対応、CUDAコア(以前はSPと呼ばれていたもの)が96基、ビデオメモリがGDDR5に対応するなど、性能向上した部分もあるものの、メモリバンドが128bit、ROPユニット数、8基(GeForce 9600 GTではそれぞれ256bit、16基)と性能の落ちた部分があり、実際に性能もそれほど向上していない。

ドライバ問題

2009年7月21日に公開されたドライバ「Release 190.38」には、起動時にWindowsのレジストリの特定のエントリを削除してしまう不具合が含まれており大きな問題となっていたが、2009年8月21日に公開された「Release 190.62」にて解消されている。ただし、NVIDIAから発表されているドキュメントには、この件に関する記述は載せられていない。

関連項目

外部リンク

NVIDIA GeForce Family

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p メモリチップの実クロックではなく、SDRAM換算したもの。
  2. ^ NVIDIA GeForce 9600 GT
  3. ^ MSI N9600GT-MD512 Classic

GeForce


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