スイープトウショウ

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スイープトウショウ
2005年10月9日、東京競馬場にて
品種サラブレッド
性別
毛色鹿毛
生誕2001年5月9日
抹消日2007年11月23日
エンドスウィープ
タバサトウショウ
母の父ダンシングブレーヴ
生国 日本北海道静内町
生産トウショウ牧場
馬主トウショウ産業(株)
調教師渡辺栄栗東
鶴留明雄栗東
競走成績
生涯成績24戦8勝
獲得賞金7億4482万4000円
 Template‐ノート:競走馬 

スイープトウショウ日本競走馬である。2005年のJRA賞最優秀4歳以上牝馬

馬名は父名の一部「スイープ」と冠名の「トウショウ」(馬主のトウショウ産業から)との組み合わせである。また、祖母のサマンサトウショウ、母のタバサトウショウとの連想にもなっている(sweepの本来の意味は「(箒で)掃く」、サマンサとタバサは『奥さまは魔女』の主人公とその娘)。

目次

競走実績

2歳時

2003年10月18日のデビュー戦であった2歳新馬戦を単勝1.8倍の圧倒的な1番人気に応えて1着。勢いに乗って、続く牝馬限定GIIIファンタジーステークスも制す。しかし、2歳牝馬のチャンピオンを決める阪神ジュベナイルフィリーズでは1番人気に支持されながら、直線で行き場がなくなるという不利も重なり差し切れずヤマニンシュクルの5着となる。

3歳時

2004年、牝馬限定オープン特別の紅梅ステークスを勝った後、調教師の渡辺栄の定年引退、鶴留明雄厩舎への所属変更に伴い主戦騎手角田晃一から池添謙一に替わり、桜花賞トライアルチューリップ賞を差し切り勝ちする。しかし桜花賞は5着、優駿牝馬は2着となり、春のGIは優勝できなかった。秋になりローズステークス3着を経て秋華賞に出走し、これを制してヤマニンシュクルに借りを返すとともに待望のGI初制覇を達成した。

4歳時

古馬となった2005年はオープン特別の都大路ステークスから始動。実績上位とあって1番人気に支持され、56kgというハンデを背負いながら出走メンバー最速タイの上がりタイム、33秒1を叩き出すも5着に敗れる。この競走でマイル適性に疑問符がついてしまったのか、続いて出走した安田記念では10番人気の低評価。しかしアサクサデンエンの2着に善戦。同月に開かれた宝塚記念では、前走がフロック視され11番人気と更に評価を落としていた。しかし前年の年度代表馬ゼンノロブロイハーツクライなどを蹴散らして1966年エイトクラウン以来39年ぶり史上2頭目となる牝馬による春のグランプリを獲得した。また、馬主のトウショウ産業も1977年の名馬・トウショウボーイ以来の宝塚記念制覇であった。

毎日王冠をステップに臨んだ天皇賞(秋)はヘヴンリーロマンスの5着に敗れたが、牝馬限定のエリザベス女王杯では逃げるオースミハルカを上がり3ハロン33秒2の末脚で並ぶ間もなく交わし、GI3勝目を挙げた。また、GI2勝2着1回の活躍が評価され、この年のJRA賞で最優秀4歳以上牝馬に選出された。

5歳時

2006年4月、調教中に骨折を起こし春シーズンを棒に振る。復帰戦は11ヶ月ぶりとなった京都大賞典。逃げ馬不在で超スローペースとなったが、最後の直線では内の開いたところを抜け出し、メンバー最速タイとなる上がり3ハロン32秒8の末脚で勝利を収めた。しかし牝馬ながら1番人気で迎えた続いての天皇賞(秋)では、前を行くダイワメジャーなどを捕らえられず2年連続の5着となった。

そして連覇を狙って挑戦したエリザベス女王杯。最後はいつものように後ろから追い込んで来たものの前を行くカワカミプリンセスフサイチパンドラを捉えることができず3位に入線(カワカミプリンセスの降着により繰り上がりで2着となった)。続いての有馬記念では、ゲート入りを嫌い、スタートで出遅れ10着と大敗した。

6歳時

6歳となった2007年も現役を続行。前年出走できなかったヴィクトリアマイルの前哨戦として久々のマイル戦となるマイラーズカップに出走。ゲートもすんなり入り、直線では上がり3ハロン32秒7の末脚で追い込むも大逃げをうちレコードタイムで勝利したコンゴウリキシオーの2着に敗れた。しかし、改めてマイル適性を示した。

その後ヴィクトリアマイルへ出走。カワカミプリンセスに次ぐ単勝4.0倍の2番人気に支持されたが、自慢の末脚を生かすことが出来ず、9着に敗れた。

次走は宝塚記念を予定していたが厩舎で暴れ右脚を怪我し、出走を回避した。その後は厩舎に滞在して治療に専念し秋は連覇を目指す京都大賞典から始動をする予定であったが、調教を嫌がり本格的な調教が出来ずこのような状態では競馬に出せないとして出走を回避した。このままの状況が続けば引退の可能性もあると調教師の鶴留が言及していたが、続いてのスワンステークスでは大きなトラブルもなく無事に出走することができた。馬体重が前走と比べて18キロも増えていたことや久々の1400m戦であることなども影響したか4着どまりであったが、ここまでの出走経緯を考えればまずまずの結果となった。その後は4年連続出走となる第32回エリザベス女王杯に出走。前走に続いて後方待機ではなく先行策をとり直線に向くと内から伸びてきたものの、3着に敗れた。エリザベス女王杯後には現役を引退することが発表され11月23日に競走馬登録を抹消された。

2008年からは繁殖牝馬となり、初年度はアグネスタキオンが種付けされた。

競走成績

年月日競馬場競走名頭数枠番馬番オッズ
(人気)
着順騎手斤量距離(馬場)タイム(上り3Fタイム
勝ち馬/(2着馬)
200310.18京都2歳新馬18471.8(1人)1着角田晃一54芝1400m(良)1.22.9(34.2)-0.5アグネスラズベリ
11.9京都ファンタジーSGIII12113.5(2人)1着角田晃一54芝1400m(良)1.22.6(34.0)-0.2(ロイヤルセランガー)
12.7阪神阪神JFGI18222.1(1人)5着角田晃一54芝1600m(良)1.36.1(34.3)0.2ヤマニンシュクル
20041.18京都紅梅SOP11661.3(1人)1着角田晃一55芝1400m(良)1.21.9(34.3)-0.1ダイワエルシエーロ
3.6阪神チューリップ賞GIII157131.8(1人)1着池添謙一54芝1600m(良)1.35.5(34.3)-0.1(アズマサンダース)
4.11阪神桜花賞GI18243.8(2人)5着池添謙一55芝1600m(良)1.34.5(34.4)0.9ダンスインザムード
5.23東京優駿牝馬GI181113.8(4人)2着池添謙一55芝2400m(稍)2.27.3(34.2)0.1ダイワエルシエーロ
9.19阪神ローズSGII12442.7(2人)3着池添謙一55芝2000m(良)1.59.1(35.5)0.1レクレドール
10.17京都秋華賞GI186115.0(2人)1着池添謙一55芝2000m(良)1.58.4(33.9)-0.1(ヤマニンシュクル)
11.14京都エリザベス女王杯GI18473.3(1人)5着池添謙一54芝2200m(良)2.13.9(33.2)0.3アドマイヤグルーヴ
20055.8京都都大路SOP14472.7(1人)5着池添謙一56芝1600m(良)1.34.6(33.1)0.1ケイアイガード
6.5東京安田記念GI1861117.6(10人)2着池添謙一56芝1600m(良)1.32.3(34.0)0.0アサクサデンエン
6.26阪神宝塚記念GI1561138.5(11人)1着池添謙一56芝2200m(良)2.11.5(35.7)0.0ハーツクライ
10.9東京毎日王冠GII177135.5(2人)6着池添謙一57芝1800m(稍)1.47.1(33.7)0.6サンライズペガサス
10.30東京天皇賞(秋)GI187149.0(4人)5着池添謙一56芝2000m(良)2.00.4(32.8)0.3ヘヴンリーロマンス
11.13京都エリザベス女王杯GI18482.8(2人)1着池添謙一56芝2200m(良)2.12.5(33.2)-0.1オースミハルカ
200610.8京都京都大賞典GII11795.1(2人)1着池添謙一56芝2400m(良)2.31.5(32.8)-0.1ファストタテヤマ
10.29東京天皇賞(秋)GI16473.9(1人)5着池添謙一56芝2000m(良)1.59.2(34.6)0.4ダイワメジャー
11.12京都エリザベス女王杯GI15482.9(2人)2着池添謙一56芝2200m(良)2.11.6(34.4)0.0フサイチパンドラ
12.24中山有馬記念GI144629.6(5人)10着池添謙一55芝2500m(良)2.32.9(34.5)1.0ディープインパクト
20074.16阪神マイラーズCGII15462.7(2人)2着池添謙一55芝1600m(良)1.32.4(32.7)0.2コンゴウリキシオー
5.13東京ヴィクトリアマイルJpnI18474.0(2人)9着池添謙一55芝1600m(良)1.33.2(33.6)0.7コイウタ
10.27京都スワンSGII18129.4(4人)4着池添謙一56芝1400m(稍)1.21.1(35.0)0.4スーパーホーネット
11.11京都エリザベス女王杯GI13346.6(2人)3着池添謙一56芝2200m(良)2.12.2(33.9)0.3ダイワスカーレット

特徴

2〜3歳時は出遅れ癖のおかげでなかなか勝ちきれない面を見せていた。古馬になってからは出遅れ癖は緩和されたものの調教やレース前の馬場入りを極端に嫌がる面は直らず、調教を開始しようにも数十分立ち止まって全く動こうとしないことも珍しくなかった。2005年の天皇賞(秋)では本場馬入場時に鞍上の池添謙一を乗せると全く動こうとしなくなったために池添を下ろし、返し馬を中止して係員がスタート地点まで引っ張っていくという珍事もあった。2007年秋頃には頑固さに更に磨きがかかり、調教を拒否し続けたために京都大賞典に出走できなかった。

池添自身も勝利騎手インタビューにて「スイープトウショウは能力は素晴らしいんですが、ちょっと性格に問題が…」と苦笑いで語っている。発走前には他の馬に騎乗する騎手に「ご迷惑をおかけします」と前もって言っていたこともある。また、引退レース後に周囲から「スイープトウショウの産駒に乗りたいか?」と質問されると「いや、どうかな」と苦笑いで答えている。

血統表

スイープトウショウ血統 ミスタープロスペクター系Northern Dancer4×4=12.5%

*エンドスウィープ
End Sweep 1991
鹿毛 アメリカ
*フォーティナイナー
Forty Niner 1985
栗毛 アメリカ
Mr.ProspectorRaise a Native
Gold Digger
FileTom Rolfe
Continue
Broom Dance 1979
鹿毛 アメリカ
Dance SpellNorthern Dancer
Obeah
Witching HourThinking Cap
Enchanted Eye

タバサトウショウ 1993
鹿毛 北海道静内町
*ダンシングブレーヴ
Dancing Brave 1983
鹿毛 アメリカ
LyphardNorthern Dancer
Goofed
Navajo PrincessDrone
Olmec
サマンサトウショウ 1985
黒鹿毛 北海道静内町
トウショウボーイ*テスコボーイ
*ソシアルバターフライ
マーブルトウショウ*ダンディルート
チャイナトウショウ F-No.5-j
  • 祖母サマンサトウショウは1989年エプソムカップ(GIII)勝ち。本馬のデビュー当時の主戦騎手・角田晃一にとって重賞初制覇となった。
  • 近親にトウショウバルカン(祖母の半弟、新潟大賞典GIII勝ち)。

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