Microsoft Windows XP

Windows XP
Microsoft Windows NT ファミリー
開発者
マイクロソフト
ウェブサイトWindows XP ホーム
リリース情報
リリース日2001年10月25日 (OEM)
2001年11月16日リテール)(info)
最新版5.1.2600.5512 Service Pack 3(2008年4月21日)(info)
ソース モデルシェアードソース
ライセンスMicrosoft EULA
カーネルハイブリッドカーネル
サポート状態
延長サポートフェーズ (終了日:2014年4月8日[1]
Windows XP Professional x64 Edition
Microsoft Windows NT ファミリー
開発者
マイクロソフト
ウェブサイトWindows XP Professional x64 Edition ホームページ
リリース情報
リリース日2005年6月1日(info)
最新版5.2.3790.3959 Service Pack 2(2007年3月12日)(info)
ソース モデルシェアードソース
ライセンスMicrosoft EULA
カーネルハイブリッドカーネル
サポート状態
延長サポートフェーズ (終了日:2014年4月8日[1]
Windows XP 64-bit Edition
Microsoft Windows NT ファミリー
開発者
マイクロソフト
ウェブサイトWindows XP ホーム
リリース情報
最新版2003(2003年3月28日)(info)
ソース モデルクローズドソース
ライセンスMicrosoft EULA
カーネルハイブリッドカーネル
サポート状態
終了
参考文献
IA-64ワークステーション用

Microsoft Windows XP(マイクロソフト ウィンドウズ エックスピー)とはマイクロソフトが2001年に発表したWindows シリーズオペレーティングシステム (OS) である。

2009年現在、最も利用者の多いOSでもある[2]が、2009年1月31日をもって販売を終了し、米MicrosoftのDSP版も2009年6月30日に販売終了となった。[3]

目次

概説

XPは「経験、体験」を意味するexperienceから由来する[4]。開発時のコードネームはWhistlerと呼ばれていた[4]。XP発売以前、Windowsは一般家庭向けにWindows 95等のWindows 9x系が、ビジネス用途向けにWindows NT等のWindows NT系が並行している状態が長らく続いていた。Windows XPでPC用WindowsをNTベースに統合する目標で開発された。XP以前に統合化を試みたWindows 2000をベースに統合化の成功に足りなかった機能も含め開発されている。

この一大変革によって、XPはNTの安定性・堅牢性と9x系のマルチメディア機能や使いやすさを併せ持った汎用OSとなった。NTカーネルを採用した一般家庭向けのWindowsはWindows XPが初であり、安定したOSを手軽に入手・利用することができるようになった。

長きに渡って販売されていたが、2008年6月30日をもって超低価格機向けなどの一部の用途(後述)を除きマイクロソフトからの出荷は終了した[5]。2008年7月以降の入手方法は、流通在庫品のほかには後継製品となるWindows VistaのBusinessかUltimateエディション[6]Windows 7のProfessionalかUltimateエディションからのダウングレード権[7][fn 1]を利用する形になった。一部メーカの直販では、この規定を利用して業務用向けのオプションとして引き続きXP Professionalを初期インストールしたパソコンが出荷されている。ちょうどWindows XP初期の頃に前バージョンであるWindows 2000との選択インストールを可能にしていた構成と似ている。 しかし、メーカーによるサポートがない場合[fn 2]、Vista搭載機のXPへのダウングレードはチップセット画面表示LANなど内蔵機能を動作させるデバイスドライバの調査や入手などかなりの知識を要する。例えば、プリインストールのVista上にて組み込まれているドライバの内容(各種インターフェースのメーカや型番)を確認して控えた上でチップセットのメーカのサイト[fn 3]を調査する必要があるなど困難な面が多い。

Windows XPの種類

Windows XPには以下のエディションがある。読みやすさの関係上、"Windows XP"は省略してある。

主要エディション

Windows XPを代表するエディションで、最も普及している。また、これらと同時にさらに付加機能を追加するMicrosoft Plus! for Windows XPも発売された。

Home Edition
主に家庭で使用されることを前提に開発されたエディションである。Windows XPの基礎的な機能が搭載されているが、WindowsドメインやActive Directoryへの参加などビジネス(業務)向けの機能は搭載されていない。1つの物理パッケージCPUのみの対応といくつか拡張性に制限がある。Windows 98、Windows Meからのアップグレードを想定している。アップグレード対象製品はWindows 98、Windows Meのみで、Windows 95とWindows 2000からはアップグレードできない。また、アップグレードインストールした場合に限りアンインストール可能。
Professional
上級ユーザあるいはビジネスでの利用を想定した上位エディション。マルチプロセッサの対応や ドメインへの参加、リモートデスクトップ(ホスト側)、ダイナミックディスクのサポート等に対応するほか、IISやファイルシステム暗号化などセキュリティ保護関連機能も搭載する。Windows NT、Windows 2000からのアップグレードを想定しているが、Windows 98、Windows Meからでもアップグレードは可能。Windows 95からのアップグレード不可能。またWindows 98、Windows Meからアップグレードした場合はアンインストール可能だが、Windows NT、Windows 2000、Windows XP Home Editionからアップグレードした場合はアンインストールできない。

機能特化されたエディション

Media Center Edition
MCEと略される。バージョンは2002(コードネーム:Freestyle ※日本語版は存在しない)、2004(コードネーム:Harmony)、2005(コードネーム:Symphony)とそのマイナーアップデート Update Rollup 2(コードネーム:Emerald)の4種類がある。Professionalの機能をベースに、テレビジョン放送やデジタルオーディオ機器などのAV機能を付加したエディションである。MCEにのみ、メディアセンターと呼ばれるテレビ視聴・録画、音楽再生・録音、ビデオ・DVD鑑賞などを専門的に行うツールが収録されており、付属する専用リモコンで遠隔操作を行うことが可能である。ただし、Media Center EditionはOEM供給の形でのみ提供されるため、プリインストールパソコンを購入する必要がある(2005についてはDSP版が提供され、一部のハードウェアとセットで入手が可能となった)。
2004ではドメインへの参加は可能であったが、2005では再インストール時(OEM版はインストール時も含む)のみにしかドメインへの参加はできなくなった。マイクロソフトも公式にはドメイン参加は不可能であるとアナウンスしている。その他の両バージョンの差として、サポートTVチューナー数が1から2に増加、導入済み Service PackがSP1からSP2になったほか、2004では非対応だったPortable Media Center (PMC) やデータCD/DVDの作成について、2005で対応した。
2005年10月にリリースされたUpdate Rollup 2では、Xbox 360 をクライアントとして使用することが可能となった。
なお、AV機能が充実したPCは日本でも多数がリリースされているものの、それらへのMCE採用例は少ない。日本の大手PCメーカーはAV機能に特化した製品を提供する際、ハードウェア・ソフトウェア(ドライバ、アプリケーション)を独自に開発・機能拡張することが多く、結果、OSにはHome EditionまたはProfessionalを使用すれば良いからである。この理由として、それら大手PCメーカーの殆どは大手家電メーカーでありAV製品に関する技術が潤沢であること、MCEのリリース以前から多くのAV機能特化PCを製造販売していたこと、そういった製品の多くは家庭向けであるからMCEよりも価格の安いHome Editionが利用できることなどが挙げられる。
Tablet PC Edition
Professionalの機能に加え、ペンタッチ機能を付加させたエディション。このエディションが搭載されたPCには必ず専用のペンが付属する。またタブレット操作を想定したエディションであるため、Windows Journalと呼ばれるツールでメモ書きができたり付箋紙やMicrosoft Office等の一部のアプリケーションの付加機能が利用できる場合もある。Tablet PC Edition (2002) とTablet PC Edition 2005の2種類のバージョンが存在し、2002ユーザはService Pack 2をインストールすることにより2005へとアップグレードする。OEM版とDSP版(2005のみ)での提供で、パッケージ版は存在しない。
64-bit Itanium Edition
ProfessionalのItanium (IA-64) 環境向けエディション。16GiB までの実メモリと 8TiB までの仮想メモリをサポート。IA-32向けアプリケーションがそのまま動作するという機構 (WOW64) を備えている。OEM供給の形でのみ提供された。x64 Editionが発売される前の2005年1月4日に販売終了となった。
Professional x64 Edition
x64環境向けエディション。2005年4月23日から販売開始され、OEM版とDSP版のみが提供される。なお、当製品によりAMD64Intel 64の総称がx64に事実上決まることとなった。64-bit Itanium Editionと同様にWOW64を備えているが、一部アプリケーションで動作しないものがある他、ドライバに互換性がないなどIA-32版との間にはいくつかの差異がある。
このエディションはまた、Windows Server 2003とコードベースを共有している。
Windows Fundamentals for Legacy PCs
"Eiger"と呼ばれたもので、2006年7月にシンクライアント版のWindows Fundamentals for Legacy PCs (WinFLP) として登場した。比較的旧世代(Pentium世代)のスペックのPCが対象で、新しいハードウェアの導入が難しい環境でXP SP2と同程度のセキュリティ環境を提供する。WinFLPはSoftware Assurance契約者の特典として提供している。
Embedded
組み込み用途向けエディション。専用の構築ツールを使用してOSの機能をカスタマイズし、搭載製品の構成や用途に応じたOSパッケージを作成することができる。POSシステムATMカーナビゲーションアーケードゲーム基板シンクライアントなどに使われているほか、大手メーカー製PCでTV視聴録画専用モードのOSとして採用されている例もある。
現在は『Windows Embedded Standard 2009』という製品名で販売されているが、中身はProfessional SP3がベースとなっている。

市場限定

Starter Edition
発展途上国向けのエディション。対象国は国民所得が故に海賊版が横行しており、その対策として廉価で提供されている。同時に開けるウィンドウ数が3つまでであることや画面解像度SVGAまで、ネットワーク共有機能の制限やマルチアカウントが使用できない等の大幅な制限が加えられている。Home Editionなどへのステップアップは提供されていない。ポルトガル語ブラジル)、タイ語などの言語版をはじめ複数のローカライズ版がリリースされている。なお、各国のエディションにはそれぞれ異なった壁紙やスクリーンセーバーなどが収録されており、対応する諸国の事情に配慮している。
Home Edition N, Professional N
欧州委員会の要求を受けて用意されたエディション。Home EditionとProfessionalからWindows Media Playerが除かれている。主要エディションはメディアプレーヤーに関する消費者の選択権を狭めるとして、競争法違反に問われたためマイクロソフトの欧州連合における競争法違反事件も参照)
Home Edition K, Professional K, Home Edition KN, Professional KN
韓国公正取引委員会の要求を受けて用意されたエディション。KはHome EditionとProfessionalに他社製メッセージングソフトウェアへのリンクを追加したもの。KNはHome Edition KとProfessional KからWindows Media PlayerおよびWindows Messengerが除かれているもの。欧州連合域内におけるメディアプレーヤーに加えて、インスタントメッセンジャーについても消費者の選択権を狭めるとして、独占禁止法違反に問われたため。
ULCPC 向け Home Edition
Eee PCに代表されるULCPC用として、2008年4月3日、マイクロソフトがWindows XP Home Edition のメーカー向け販売を開始すると発表した[8]
なおマイクロソフト言うところのULCPCは一般においてネットブックやネットトップと呼ばれる超廉価版パソコンに合致しており、これらの市場向け製品に利用されている。

Windows XPの新機能

システム

ユーザーの簡易切り替え
ファストユーザースイッチングとも言う。これまでのWindowsはログオンしているユーザーを変える場合、必ずファイルを保存させてログオフする必要があったが、この機能によりログオフすることなく、ユーザーを切り替えられるようになった。この時、切り替える前のユーザーによって実行を開始したプロセスはバックグラウンドで動作したままの状態となる。これはサーバOSで培われたターミナルサービスの技術を利用したものである。ただし、Windowsドメイン(NTドメイン、Active Directory)に参加しているコンピュータはこの機能を使用することができない。
マルチプロセッサ

詳細は「マルチプロセッシング」を参照

ハイパースレッディング・テクノロジーマルチコアに対応した。従前のバージョンではCPUコンテキストひとつにつき物理プロセッサが1個存在する対称型マルチプロセッシングのみの対応だったため、エディションにおけるCPU個数の制限を受けた。
プロダクトアクティベーション
試験的にOffice 2000の一部で導入されたプロダクトアクティベーションがWindows XPで全面的に導入された。
コンピュータがインターネットへ接続されていれば、認証処理は数秒で完了する。インターネットに接続されていない環境の場合には24時間受け付けているマイクロソフトの認証窓口へ電話(フリーダイヤル)し、認証プログラムが提示する50桁の数字(インストールID)を伝えた上で認証窓口から伝えられる42桁のインストールキーの発行を受け、入力する。ハードウェアの構成の変更がある一定量を超えた場合、再び認証が必要となる。半年以内の再認証はインターネットでの自動認証は受け付けられず、電話にて口頭で行う必要がある。このためメモリや記録ドライブ、周辺機器などの構成の改造や変更が多い自作パソコンなどを扱ういわゆるパワーユーザーには不評である。ただし、ボリュームライセンス品やプリインストール品に関しては行われない。
システムの復元機能
システムの環境をある時点の状態へ戻す事が可能となった。ただしpagefile.sysをバックアップしてしまうというバグがあり、ページファイルの初期サイズを変更するとそれ以前のバックアップがなくなってしまう事がある。またシステムファイルやレジストリは任意の時点に戻す事ができるが、インストールされたファイルが消滅する訳ではなく、これらのファイルは適宜ユーザーが手作業で削除しなければならない。
DirectX 8.1
DirectX 9.0c (SP2 / SP3)
Microsoft IME 2002
Windows Media Player 8
Windows Media Player 9 (SP2 / SP3)
Windows Media Player 10 (Media Center Edition)
Windows ムービーメーカー 1.1
Windows ムービーメーカー 2.1 (SP2 / SP3 / Media Center Edition)

インターフェイス

新たなユーザーインターフェイスの採用
大きな特徴は、GUIのデザインを変更することのできるスキンの概念を取り入れたことである。XP以降では、ボタンやウィンドウ・その他GUIの外観をまとめてビジュアルスタイルと称する。XPでは標準として「Luna」が採用された。Lunaの他にMicrosoftやその他のサードパーティーがリリースしているビジュアルスタイルが多数存在するが、標準ではMicrosoft公式のものにしか変更できない。
またデスクトップアイコンの利用をスタートボタンへ集約、コントロールパネルなどといった設定項目もウィザードを取り入れ、初心者でも直感的に操作できるインターフェースとなっている。
なお、処理能力が低い環境での使用や、Windows 2000や98以前のWindows環境の操作性を変えたくない場合、画面のプロパティの設定で「クラシックスタイル」を設定することで、「Luna」を使わない以前のバージョンに似たスタイルに戻すことも可能。
CD-R/RWの書き込み
これまでのWindowsでは別途ライティングソフトウェア(書き込みソフト)が必要だったが、Windows XPではロキシオのライティングエンジンが搭載されており、CD-RCD-RWの書き込み機能に標準で対応した。フォルダにファイルを移す感覚で記録したいファイルを選択できるので利便性があり、直感的な操作が可能。Windows Media Playerで音楽CDの記録もできるので、大半の環境では書き込みソフトの必要性はなくなった。ただし、ISOイメージファイルからのCD作成はできない、DAO (Disk at Once) での書き込みができない、パケットライト方式の書き込みができないなど何点か制約がある。
ClearType
アンチエイリアシングを発展させたClearTypeにより液晶ディスプレイ環境で、より鮮明な文字表示が可能となっている。ただし、漢字やかなといった日本語フォントで多用されるMS明朝MSゴシックには対応していないため、日本語フォントにClearTypeを適用するには、マイクロソフトからXP用の「メイリオ」フォントをダウンロードしてインストールする必要がある。

ネットワーク

リモートデスクトップ
PCをネットワークを介して操作できるリモートコントロール機能である。ホスト側のPCはProfessionalまたはTablet PC Editionである必要がある。RDPを利用しているのでUNIX系OSでも接続が可能となっており、大半のコンピュータがクライアントとなることが可能。ローカルユーザがログオン中の場合には強制的にログオフされる。
リモートアシスタンス
操作されるPCから操作するPCへWindows Messenger電子メールで遠隔操作の通知を出し、許可が下りれば遠隔操作できる機能。PCに詳しくない人が遠隔地にいるPCに詳しい知人からサポートを受ける用途に用意されている。この機能の利用には、双方がWindows XP以降を利用している必要がある。
Internet Explorer 6
Outlook Express 6
MSN Explorer 6.1
Windows Messenger 4.0
Internet Information Services 5.1

Service Pack

Service Pack 1

2002年9月19日に公開された。このサービスパックでは既存の不具合修正に加えてUSB2.0への対応およびDVD Audioのサポート対応、'プログラムの追加と削除'内にウェブブラウザやメーラー等の特定のアプリケーションを別のサードパーティー製アプリケーションを標準で使用するように設定できるようにする「プログラムのアクセスと既定の設定」が付け加えられている。このうち、プログラムのアクセスと既定の設定に関しては反トラスト訴訟に基づく。後にマイクロソフト製Java VM (Microsoft VM) を削除したService Pack 1aがリリースされた。また、当時デジタルメディア関連の機能を重点的に強化するMicrosoft Plus! for Windows XP Digital Media Editionも追加発売されていた。2006年10月11日にサポートが終了した[9]

Service Pack 2

2004年9月2日に公開された。当初OSに添付される標準機能の強化を行う予定だったが、計画の段階で相次いでMSBlaster等のセキュリティホールを狙った悪意のあるソフトウェアの出現や不正アクセス事件が多発したことを受け、セキュリティの強化が最重点項目となっている。名称も従来では単にService Pack 2となるところが「サービスパック2セキュリティ強化機能搭載」と固有の名称が付けられている。入手方法は従来通りマイクロソフトのサイトからのダウンロードとWindows Updateで行われた他、パソコン販売店や郵便局にて小冊子付CD-ROM配布も行われた。また、SP2公開直後の2004年末には従来の2種類のPlus!に替わってMicrosoft Plus! SuperPack for Windows XPも発売開始された。2010年7月13日にサポート終了予定[10]

Service Pack 2b

2006年7月22日に、一部の店舗で販売された。内容は SP2 に一部の修正プログラムを適用させたものである[11]

Service Pack 2c

2007年(米国では8月。日本では不明)から販売された[12]

SP2cではプロダクトキーの不足に対応するためプロダクトキーの系統が変わった。この変更によりSP2b以前のインストールメディアではSP2cのプロダクトキーが使用できない。ただし、参照リンク先の「SP2c付属のインストールメディアでインストールを行う際、従来(SP2bまで)のプロダクトキーを入れてしまうと“無効なプロダクトキー”と判定されてしまう」という記述は誤りであり、実際にはSP2c付属インストールメディアではSP2b以前のプロダクトキーを使用することはできる。

Service Pack 3

2008年4月21日に完成し、2008年5月6日にMicrosoft ダウンロードセンターおよびWindows Updateで公開された。

Network Access Protection、ブラック ホール ルーター検出、カーネルレベルでのFIPS 140-1 Level 1準拠の暗号化サポートがサポートされ、プロダクト アクティベーション システムが変更された。

既にインストール済みの環境にSP3を適用する場合、SP1もしくはSP2が適用されている必要がある。SPなしの初期バージョンには、直接SP3を適用することはできない。

また、SP3を適用したディスクはOEM向けのみ用意され、リテール向けはない。

サポート

サポートライフサイクル

従来のマイクロソフトの方針では、家庭向けのエディションではメインサポートフェーズ(次のバージョンのWindows発売から2年後まで)しか提供せず、ビジネス・開発向けのエディションのみ延長サポートフェーズ(メインサポートフェーズ終了後5年間)を提供していた。しかし、Windows XP Home Editionは市場で非常に多く使われていたため、メインサポートフェーズ期間をもってサポートを打ち切ると、重大な脆弱性が発見されてもセキュリティアップデートが提供されず、無防備な状態のパソコンが巷にあふれることが懸念された[13]。2007年1月25日、マイクロソフトは市場の状況を考え、Windows XP Home EditionおよびMedia Center Editionについても、5年間の延長サポートフェーズを提供すると発表した[14]。これにより、Home EditionおよびMedia Center Editionについてもサポート期間が2009年4月14日から2014年4月8日まで延長された。これは、後継OSのWindows VistaのBusinessとEnterpriseを除くエディション(2012年4月10日まで)より2年長く、[14]。発売より約12年半にも及ぶという、パソコン用ソフトとしては、かなりの長期サポートとなる。

なお、Professional(およびTablet PC Edition)に関してはビジネス・開発用プロダクト扱いのため、標準で延長サポートフェーズが提供される。また、組み込み系OSであるWindows XP Embeddedは2009年4月現在、2016年1月12日まで延長サポートフェーズが提供される予定である[15]

ただし、延長サポートフェーズでは、無償のサポートはセキュリティアップデートのみとなり、機能追加はされない[16]

出荷本数の推移

  • 2001年11月12日発表 - 700万本[17]
  • 2002年1月18日 - 1700万本以上[18]
  • 2002年6月 - 4600万本
  • 2003年7月発表 - 1億3000万本[19]
  • 2004年5月3日発表 - 2億1000万本[19]

システム要件

x86版について記述。

対応機種はPC/AT互換機のみで、NECPC-98シリーズでは動作しない。

その他

Windows XP SP2 Professional ステップアップグレード

2004年10月には、限定パッケージとして限定販売された。アップグレードの対象となるのはメーカー製のプリインストールPCを含むSP1以前のバージョンのWindows XP Home Editionのみが対象となっており、上記以外のバージョンからのアップグレードは出来ない。

Windows 20周年記念パッケージ

2005年11月には、Windows誕生20周年記念パッケージとしてWindows XP Professional アップグレード版の特別パッケージが限定販売された。パッケージは専用の「20」と大きく書かれたものを採用し、Windowsの20年間の歩みが書かれた年表がパッケージに印刷されている。その他、通常パッケージとの差は以下の通り。

  • Windows 95、98、Me、2000のレプリカCDが付属(OSが記録されていないディスク。インストールはできない)
  • Windows 95 - XP (Professional) のパッケージのクラフトモデルが付属
  • Windows 20周年記念切手(通用する)・記念ステッカーが同梱されている
  • 購入者全員にWindows Vistaの早期プレビュー版・Windows 20周年記念ビデオクリップとデスクトップテーマの収録されたCD-ROMが送られるクーポンが付属(現在は終了)
  • 上記の申込者の中から抽選でビル・ゲイツのサイン入りWindows Vistaパッケージがプレゼントされる企画

販売本数は9999本限定で、日本でのみ行われた企画である。

草原の場所

XPをインストールした際にデフォルトで設定されている壁紙の「草原」(英語名「Bliss」)は、カリフォルニア州にある「ソノマバレー」という場所で撮影された実際の写真である。マイクロソフトでは撮影者を非公開としているが、チャールズ・オレアというカメラマンが撮影したという説が有力とされている。なお、マイクロソフトは搭載される壁紙について「壁紙はプロの写真家や社内の公募から候補を挙げて製品コンセプトに合うイメージのものを採用しており、候補には挙がったものの採用されないものが大量にあり、製品出荷前のベータ版には異なった壁紙が採用されていることもあるのでそちらが後年話題になることもある」と回答している。

Windows XP Ready PCs

Windows XPが使用できることをPCメーカーやマイクロソフトから保障されたPCで、主に2001年夏モデルが対象となっていた。このグループに認定されたPCは、Windows XP発売と同時に専用のアップグレードプログラムにより、既存のWindowsをXPに入れ替えられるのはもちろん、プレインストールされているアプリケーションやハードウエアドライバをXP対応済のバージョンに修正・入れ替えて、アプリや周辺機器をXPで使えるようになっていた。

なお、プレインストールのWindows Meの場合はXP Home Editionへの、2000の場合はXP Professionalへのアップグレードとなっていた。

MARプログラム

新品出荷時にWindows XPのライセンスが添付されていたものの、内部が消去されているにもかかわらずリカバリーメディアを紛失している中古PCを対象に、Microsoft Authorized Refurbisher (MAR) プログラムとして、中古PCの取り扱い業者に対して新品時と同じライセンス (Home Edition/Professional) を格安(ほぼ実費相当[20])で再添付するもの。アメリカでは2007年11月から開始されていたが、日本では2009年4月24日より開始された。この場合、ライセンスシールは2枚張られる形になる。[21]

脚注

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補足
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外部リンク

gan:Windows XP

Microsoft Windows XP


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